転生290 ページ3
ギャングオルカさんは他の人にも声をかけ始める。
いつも通りのメニューをこなすために位置につけ、と。
かっちゃんはギャングオルカさんに言われたことがうまく理解できなかったのだろうか。
「保育士になれってか!!」
そんな風に怒鳴っている。
うーん、そういうことじゃないと思うんだけれど。
私が席に座り直しながら考えていると、視界の隅でマイク先生が立ち上がった。
急にどうしたんだろう？そう思いながら眺めていると、いつもの調子で喋り始める。
「BGMに実況!!それら無き催しに宿るソウルはない！」
ＭＣ魂が限界を迎えてしまったそうだ。
そして、オールマイト先生とエンデヴァーから離れて走っていく。
あれは、気を使ったのだろうか？ マイク先生のことだから、普通に耐えられなくなったのかも。
いつのまにか、１階にいて『アゲてけレットーセー』と小さなマイクをもって言い出した。
こうなってしまったら、マイク先生の実況が収まることはないだろう。
もう少し声量を落としてくれればいいのになあ、なんて考えていたとき。
再びかっちゃんの怒声が聞こえてきた。
「返せー!!! ガキのオモチャじゃねえんだよ!!」
見れば、籠手が奪られており、子供達が転がしながら遊んでいる。
乱暴に扱ったら、危険だと思うんだけれど。
しかし、かっちゃんは危ないからこそ外しておいたんだそう。
......奪られているなら意味がないでしょ。
そう思っていると、マイク先生の実況が入る。
『さァチームダボハゼ どうしたらいいかわからないといった面持ちだ!!』
目良さんが一応講習なんで程々に、と声をかけると「オケオケ!!」軽い感じで了承していた。
わかっているのか、わかっていないのか。
そして、隣に座る先生にどうして欲しいかを訊く。ちなみに声量はちゃんと小さいままだ。
先生の言葉は子供たちの心をつかむためにも必要だろう。
みんながそう思っているのか、先生の方に顔を向ける。
涙ぐみながら先生はどうしてほしいのかを話し始めた。
「小学校低学年は人格形成に於いて大切な時期です...
“個性”の違いが大きく影響する為
カウンセリングを行い健やかな精神を育めるようサポートするのですが...
カウンセリングも万能ではありません このクラスの子たちは私達に心を閉ざしてしまいました」
言葉を繋げる先生は辛そうだ。
それにしても、今の子供はカウンセリングをしているなんて知らなかった。
私にはカウンセリングなんて必要なかったしね？
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鈴蘭(プロフ) - 篠夜さん» あけましておめでとうございます。嬉しいと言ってもらえるのはありがたいです！ヒロアカの１巻、読んでみますかね(逆に勉強が出来なくなりそうですが) (2019年1月1日 20時) (
レス) id: f42ad491f0 (このIDを非表示/違反報告)
篠夜(プロフ) - あけましておめでとうございます！年末年始に大量更新私としてはとても嬉しい限りです♪ヽ(´▽｀)勉強する気力がないときはヒロアカの初期(受験編)を見るとやる気が出るかも?笑 (2019年1月1日 19時) (レス) id: 4de79c7237 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - 篠夜さん» そう言ってもらえて、嬉しいです！ありがとうございます。私も口頭説明苦手なのわかりますよ！お互い、頑張りましょう！ (2018年11月15日 17時) (レス) id: f42ad491f0 (このIDを非表示/違反報告)
篠夜(プロフ) - 続編7おめでとうございます！文章をまとめるのって本当に大変ですよね…私なんて口答説明でも説明下手かと言われてしまうくらいで泣 ご自身のペースで無理なく執筆頑張ってくださいね(*´∀｀) (2018年11月15日 12時) (レス) id: 736a0cbc53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴蘭 | 作成日時：2018年11月14日 22時
