不思議な二人。

９話 ページ10

んー、なんで目の前にイケメンがいるのかね？
謎だよね。


達央「A、これ美味しいから食ってみ」

「いただきます」

気になってたんだけど、達央さん、
呼び捨てにしてるよね？うん、いいけどさ


受け取る時に、サッと手が当たった。
男らしい手でした。

作文か？小学生くらいの。

今日は、クラスメイトとご飯食べてる時に手と手がぶつかって、男の子だって改めて思いました。的な？

はずっ。


良平「それで？顔を隠す理由は？」

『あー、まぁ、私達ブランドを先に作ってて、』

「えっと、私の父が声優事務所の社長で、ブランドしながらでいいから、所属してくれないかと言われてしてる感じですね」

『成り行きだよね』

「私と麗奈の声がアニメ声っぽいから、できるんじゃないかと思ったらしいです」

達央「んと、ブランドが声優の双子が作ったって事で売れるのが嫌だったのと、父親から頼まれたからしてると、」


おおー！この2人は本当に理解が早くて助かる！！


「翠羅と星羅がしてるって事で売れるのは嬉しくなくて、実力で売れたいってのが夢だったんです。」

『まぁ、ちょこちょこ人気も出てきたし…順調だよね』

良平「んー、モデルしてあげよっか？」

達央「あー、いいなそれ」


…いや、それはある意味、
宣伝の力が半端ないやつじゃん。

品切れ続くよ？困るよ？


良平「ね？俺で良ければするし」

達央「ああ、俺もモデルくらいなら」

モデルくらいってなんだよ！！
人気でイケメンがモデルしたら、品切れで店潰れるわ！！！！←


「お気持ちだけ頂戴しときます」

『2人でしてるのに無理に決まってるじゃないですかー』

良平「…休みのメンバー集めて作る？」

達央「あー、かなり集められそうだよな」

………このふたりモデルする気満々ですよね？

酒飲んでるし、酔った勢いと思えばいい？
そうしよう。

「それならいいですね」

『私が教えるの…？』

「黒ちゃん達もいるじゃん」

『……その手があったか』



次の休みの日に私達は集まって作る事になった、

この2人酔ってるし、まぁ無いだろうけど。



『にしても、良平さん、かっこよかったね』

「へ？」

『なんか、良平さんのこともっと知りたくなった』


……こっちにも春が来たみたいです。


店の人気と麗奈の恋…両方叶うといいね。




(頑張ってね。)
(んー、もっと仲良くなれるかな？良き理解者みたいな)

(そっちか。)




、
書けた書けた！！(・∀・)

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