不思議な二人。

２４話 ページ26

杉田「待って！2人付き合ってるのか！？」

達央「そうですよ、あと声大きいっす」

中村「初耳だけど」

達央「2日前に付き合い始めました」

杉田「新婚！じゃなくて、まだまだ！」

3人盛り上がってるなー……もぐもぐ
てか新婚って……w
酒回ってるのかな…

てか……達って酒強いの？それだけが心配
酔って襲ってこないよね？大丈夫だよね？





数時間後ーー

杉田「……ねむっ」

中村「飲み過ぎだろ……」

達央「A、俺も疲れて眠い」

「へ！？」

座っててテーブルで見えないかもしれないが
達が手を繋いできたから、ずっと握ってるけど
手汗やばそうで気が気じゃない

中村「今日はここで終わろっか」

「ですね、帰れますか？」

中村「んー、タクシー呼ぶから平気。そっちは大丈夫？」

「私の家が近いので連れ帰りますよ、最悪の場合は」

中村「そっか。こいつが怖がらせてごめんね。急だったのにありがと」

え、優しくない？紳士なのこの人？
ちょっと会計してくると中村さんが立って行った。

杉田「……zzzzZ」

達央「…A、今日泊まっていい？」

「その気なんでしょ。麗奈居るよ？」

達央「あー、アイツなら良平のとこ行った」

「は？！」

え、聞いてないんですけど？

携帯を見ると……


麗奈飲むのまた今度で!今日は良平さんの家に泊まるー!えへへ(照)
おう、マジか…

ちらっと達を見ると、頬杖ついて、こっちを見てた。

……こやつ！酔ったフリしてたな！？
顔がシラフの時と一緒だし！ん、顔に出ないタイプとか？


達央「Aの家、気になるし。帰る気力ない。走ったし」

理由が……うん、私のせいだし、、仕方ない。


中村「ごめんね、お待たせ。帰ろっか。達は歩けるか？」

達央「ご馳走様です。大丈夫ですよ、気をつけて帰ってください」

中村「ああ。おい、杉田！寝んなよ…ほら帰るぞ」

杉田「中村ー！帰ったらゲームするぞ！」

中村「お前寝るだろ」


仲良いな……ほんとに。

2人の後ろをついていくように歩いて外に出る。

タクシーが来てたから見送りをして、達と歩きながら帰ってます。

しかもさりげなく手も繋がれてます。


達央「はぁ、マジで今日動いたから疲れた」

「ん、ほんとにありがと。帰ったら寝ないとだよ？」

達央「ん、寝る…かも(小声)」



(お、月！見えるよ！いいねー)
(何、月好き？)
(大好き)
(っ…！)


、

２５話→←２３話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す