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20話 ページ22

やべっ、道に迷ったぞ?は?
Hey Siri!って言いたい!

左右…木!!森!!
緑はねぇ……目にいいよね…

じゃなくてさ、どうすんの?


え?は?あ、可愛い兎さん見っけ

「うさぎさーーんおいで」

ひゃー可愛い…ふわふわ…

??「おや?君はどこの子だ?」

顔を上げると、杖をついたおじいちゃんが私を見ていた

爺「ありゃー、こりゃまたべっぴんさんだ」

「え、いや、それほどでも?」

え、待って、普通に怖くない?
このじいちゃん森から出てきたの?
え、震える〜!

「へへへ……」

やばい、怖い。戻った方がいいよね?

「私、旅館に帰りますね」

爺「娘さん、少し老いぼれの話を聞いてくれんか?」

「へ、は、はい…」

昔この辺は小さい村でな…
その傍に小さい森があった、そこから見えた女の子はとても優しく笑ってな…
と話し始めた

待って、ねぇ!!
左右、森というか木が生い茂ってるの!

そんな所でおじいちゃんの昔話聞くんか?!

震えを隠して聞いていると……

爺「君に会えたのも何かの縁だ。ここには全く人が来ない。ありがとう」

「ふぇ!?は、はい!」

返事した数秒後だった。
腕を引っ張られて抱きしめられるようになった。


達央「はぁはぁ……探した、」

「た、達!」

達央「こんな所で1人なにしてんだよ!このバカ!」

「か、帰ろうとしたもん!そしたらお爺さんが!」

達央「は?じいさん?」

振り返ると居たはずのおじいちゃんが消えていた。
待ってぇえ!ねぇ!!怖い怖い!

「た、達が来た時、ここに白髪のおじいちゃん居たでしょ!?」

達央「は?いや、Aだけ立ってるように見えたけど」

なんでぇぇええええ!?
待って!?ねぇ!?私、霊感とかないよ!?
は?!

達央「とりあえず帰るぞ。ほら」

「う、うん」

達央「涙目になるなら一人で出ていくなよ」

「色んな意味で恐怖なんだもん」

握った手が力を込められた。

歩きながら顔だけ振り向くと、小さなキツネが頭を下げていた。


………待って、マジで怖い

今頭下げたよね?は?
へ?うえ!?


(待って、頭で処理しきれない)
(あ?何がだよ)
(私寝ぼけてるのかな…)

(ねぇねぇ!この昔話すっごいキュンとする!)
(へぇ…今俺と居るのに俺より本なんだー)
(え、なんか……可愛い)


あれ、怖い話書く予定無かったんだけどな……←逆に怖い

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愛結(プロフ) - ゆるゆるるさん» 次も楽しみに待ってる! (2020年1月28日 7時) (レス) id: eb3f5ebe72 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるゆるる(プロフ) - 愛結さん» 下書き状態だった。゚(゚⊃Д⊂゚)゚。ありがとうーー! (2020年1月28日 2時) (レス) id: ddbfa0b60f (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - 更新ありがとう!首を長くしてずーっと待ってました♪ (2020年1月27日 22時) (レス) id: eb3f5ebe72 (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - ゆるゆるるさん» うんうん!本当それ! (2019年12月23日 20時) (レス) id: eb3f5ebe72 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるゆるる(プロフ) - 愛結さん» 彼氏だから許せるよね← (2019年12月23日 20時) (レス) id: ddbfa0b60f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆるゆるる | 作成日時:2017年2月6日 17時

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