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「失礼。やけに騒がしいな。何かあったのか？」
突然の俺の登場に、シン…と静まるA組。
岩「会計さんじゃん。ごめんね、騒がしくして。」
「いや、別に。他のクラスにも迷惑になるからもう少し控えてもらいたい。」
佐「ごめんねぇ。うちの姫の事で、ちょっと。」
「…だろうな。」
金「なんだ、想定済み？」
「それもあるし、少し内容が聞こえてきたから。」
俺とずっと一緒に居ればいい、という言葉をグッとのみ込み、言葉を続けた。
「それなら、蒼弥は生徒会本部席に居ることが決まっている。他に誰かは必ず居るし、蒼弥が本部の席に居ても、メンバーだから何一つおかしくないだろ？」
蒼弥が生徒会に入った事はクラス全員知っている。
だからこそ伝えた。
というより、元々こうなる事を想定して進めていたから、そのまま言ったまでだ。
金「…そう。それなら安心だね。くれぐれも、姫をよろしく。」
珍しい、もっと噛み付いてくると思ったのに。
金指の返事に、クラス全体が静まり返った。
「分かった。じゃあそういう事だから。」
静観していた蒼弥の元へ近づいて、目線を合わせる。
「蒼弥、今日はこのまま教室にいる？」
猪「次の授業は出たいから、このままいる。その後は仕事あるから、生徒会室行くよ。」
「分かった。じゃあ後で迎えに来るね。」
猪「うん。ありがとう。」
いつもならメッセージでするやり取りも、俺が教室に乗り込んでしまったので、直接やった。
風紀のメンバーも、クラスの子達も、俺達の距離感に驚いている。
周りからしたら、全く縮まりそうも無かった距離感の俺達しか見た事なかったはずだから。
風紀は蒼弥と仲が良いからある程度話は聞いていると思ったけど、会う事も話す機会も減っていて知らなかったのか、そこまで聞いてなかったのか、こんなに仲良くなってるとは思っていなかったのだろう。
また後で、の意味を込めて蒼弥に手を振ると、小さく振り返してくれる。
A組全体と風紀2人が寂しげに蒼弥を見つめる中、
金指の、俺に向けられた冷めた瞳だけが、心の片隅に残った。
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u(プロフ) - 琉羽さん» コメントありがとうございます。初めまして、作者のuです。中々ご返信できず申し訳ございません。こちらの小説に辿り着いて頂けてとても嬉しいです。話が進むまで時間が掛かっていますが、他の作品もありますので宜しければまた是非遊びに来てみてください。 (2020年7月4日 0時) (
レス) id: ebd35b234f (このIDを非表示/違反報告)
琉羽(プロフ) - 初めまして。元々ジャニーズが好きでヲタクをしていて少し離れていたのですが再熱してu様の小説と出会いました。内容に引き込まれて楽しく読まさせて頂いています。続きを楽しみにしてます。 (2020年6月17日 21時) (レス) id: 810423ab64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：u | 作成日時：2020年4月25日 13時
