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猪「久しぶりにここに来たけど、落ち着く…。」
目を細めてそう呟き、のんびり歩き始める蒼弥を追いかける。
足元が少しふらついているように見えて、益々心配だ。
猪「ちょっと香りが変わったかな？植えてあるお花、変わったのかな…。」
体育祭の準備が始まる前はよく此処に来ていたが、忙しくなってから来てないのか…。
俺が把握している限りでは、蒼弥の誕生日以降、1ヶ月は此処に来ていない計算になる。
蒼弥は、此処の管理も任されている。
もしかしたら、連れてきたのは失敗だったか。
自分の役割を思い出して、此処に来たのも仕事だからと認識されるかもしれない。
それだけは避けたい。
「二学期に入ってから、あまり時間なかったからね、仕方ないよ。」
猪「んー、それもそう、かな？ねえ、作ちゃん。少し散歩してきても良い？」
「うん。あ、俺も一緒に行くよ。」
猪「作ちゃんはゆっくりしてて。俺此処の管理任されてるのに、全然来れなくて蔑ろにしちゃってたから。様子ちゃんと見ないと。」
やっぱりそっちに持ってかれたか。
「それは大丈夫だと思う。だからさ、今は仕事じゃなくて、息抜きというか、のんびりする為に来た、とかでいいんじゃないかな。寧ろ理由なんて要らないと思うよ。」
猪「でも…。」
「それに、折角蒼弥と此処に来たんだ。一人でいるのは寂しいし、蒼弥と一緒に居たいな。」
猪「うぅ…///わ、分かった。一緒に行こう。」
「ありがとう。」
良かった、何とかゆっくりする方向に持っていけた。
猪「あんな言い方ずるいよぉ…。」
「ごめんね？でも本心だよ。」
猪「なお悪い！」
むすっとしているけど照れているみたいで、可愛い怒り方だ。
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u(プロフ) - 琉羽さん» コメントありがとうございます。初めまして、作者のuです。中々ご返信できず申し訳ございません。こちらの小説に辿り着いて頂けてとても嬉しいです。話が進むまで時間が掛かっていますが、他の作品もありますので宜しければまた是非遊びに来てみてください。 (2020年7月4日 0時) (
レス) id: ebd35b234f (このIDを非表示/違反報告)
琉羽(プロフ) - 初めまして。元々ジャニーズが好きでヲタクをしていて少し離れていたのですが再熱してu様の小説と出会いました。内容に引き込まれて楽しく読まさせて頂いています。続きを楽しみにしてます。 (2020年6月17日 21時) (レス) id: 810423ab64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：u | 作成日時：2020年4月25日 13時
