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生徒会室のある旧校舎は、基本的に関係者以外来る事はない。
風紀委員会の人は、書類を届けに来る事もあるけど。
誰だろう？
生徒会室の方に行くのが見えて、早足で近づいた。
「…一世？」
金「あ、姫。」
人影の正体は、一世だった。
「珍しいね、どうしたの？」
金「会長に渡す書類があって、それを届けに。本当はうちの委員長が来ないといけないんだけど、忙しいから代わりに来たんだ。」
「そうだったんだ。」
金「…忙しいみたいだね。クラスにも来る事なくなってるし。」
「あ、うん。」
一世の言う通り、忙しくなって授業に出る事もなくなった。
だから、クラスにも行っていない。
作ちゃんもそれは同じで、そしたら先生が色々対策してくださったんだ。
それから、作ちゃんが一緒に勉強しようって誘ってくれて、今では休憩時間とかに勉強している。
テストはそれで乗り切って、成績は二人とも現状維持できた。
金「…胸元のそれってペン？」
「あ、うん、そうなんだ。お花が入っているんだけど、…可愛すぎ、かな？」
金「そんな事ない、姫に合ってる。贈り物？」
「一世、すごいね！その通りだよ。この前誕生日でね、その時貰ったの！」
金「そっか。すごく大切そうだから。」
「うん、大切なものなんだ。お守りみたいな、持ってるだけで落ち着くし…あ、ごめんね、急いでいるよね。」
金「ううん、大丈夫だよ。」
「あ、一世のそれ、よかったら持っていくよ？これから生徒会室戻るから。」
金「…そう？じゃあ、お願いしようかな。風紀委員長から、って伝えてもらえれば分かると思うから。」
「うん、分かった！」
金「忙しいのにごめんね。頑張ってね。」
「大丈夫、ありがとう。」
一世から書類を受け取って、生徒会室に急いだ。
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u(プロフ) - 琉羽さん» コメントありがとうございます。初めまして、作者のuです。中々ご返信できず申し訳ございません。こちらの小説に辿り着いて頂けてとても嬉しいです。話が進むまで時間が掛かっていますが、他の作品もありますので宜しければまた是非遊びに来てみてください。 (2020年7月4日 0時) (
レス) id: ebd35b234f (このIDを非表示/違反報告)
琉羽(プロフ) - 初めまして。元々ジャニーズが好きでヲタクをしていて少し離れていたのですが再熱してu様の小説と出会いました。内容に引き込まれて楽しく読まさせて頂いています。続きを楽しみにしてます。 (2020年6月17日 21時) (レス) id: 810423ab64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：u | 作成日時：2020年4月25日 13時
