転生244 ページ6
「将棋の面白いところは相手から奪った駒を使えるところにある」
そうですよね、と言いたいのを堪えてオーバーホールさんの話を聞く。
「黒霧か渡我 分倍河原を
黒霧さんかトガさんかトゥワイスさんか。
機動力が高い人を引き抜いて、自由には動かせないってことかな
私はそう考察した。
「好きに動かれちゃこちらも不安だ」
やっぱり。
信頼関係は築けない。
「便利な奴ばかり... 動きは削ぐってか
ウチの要だそいつらは!!そんなにやれるか」
私も無言で肯定する。
私達の大事な仲間を信頼できない人に渡すわけにはいかない。
「信頼を築こう 今はまだ遺恨を残している
こっちは計画の全貌を差し出そう 次はそっちの番だ
君たちは仲間が 大事なんだろう?」
そんなこと言われたら、どうしようもないじゃないか...
私たちは肯定するしかなかった。
翌日
1-Aはいつも通り賑やかだった。
なんだか安心する。
昨日はオーバーホールさんの計画を聞けてよかった。
でも...、トガさんとトゥワイスさんが八斎會に入ることになってしまった。
まぁ、その辺りは死柄木さんが上手く伝えてくれるはずだから安心できるけど。
どういう風に伝えるのか、聞きたかった。
さすがに3日連続で休むのは気が引けるからやらない。
「Aちゃん、大変だったんでしょ?
大丈夫だった...?」
後ろの席のいずが心配そうに話しかけてきた。
その表情からは本当に心配してくれているのがわかる。
「うん、まぁ大丈夫だったよ
おじいちゃんも、喋れるくらいには元気になったし」
一応私は、急病で倒れた祖父のお見舞いに行ったことになっている。
いずに嘘をつくのは心苦しいけど、仕方ない。
ごめんよいず。
私は心の中だけで謝った。
44人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴蘭(プロフ) - potapotawさん» 初期から読んでいただいているとは、ありがたいです!最近は、なかなか更新出来ず申し訳ないです。頑張って更新していこうと思っているので、お付き合いいただけると嬉しいです! (2018年9月8日 22時) (レス) id: f42ad491f0 (このIDを非表示/違反報告)
potapotaw(プロフ) - 初期の頃から読んでいる者です。敵とヒーローの中間にいる?ハッカー、とてもカッコいいです!内容もドキドキする展開などが多く次はまだか~[壁]‥) チラッ. |ω・`)と毎度なっちゃいます(笑)この作品好きすぎて…。更新の方頑張ってください!いつまでも待ってますb (2018年9月8日 21時) (レス) id: 7ac955efaf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:鈴蘭 | 作成日時:2018年6月10日 1時