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転生287 ページ49

私は階段を上りきると、いい席を探して座る。


ちなみに、私が上った階段はオールマイト先生達が上ったものとは違う。


二人でマイク先生のことを待っていると簡単に予想できたから、反対の階段まで歩いた。


せっかくあの空気から離れられたのに、近付くのは嫌だ。


私が座ったタイミングで、ギャングオルカさんが出てきた。


「今日も懲りずに揃ったか

 あの温い試験(・・・・・・)にすらふるい落とされた落伍者共め」


ギャングオルカさんの言葉で空気がピシッとなった。


緊張感のような、危機感のような、そんなものが漂い始める。


こういう空気は仕事の時に感じているものと似ていて、少し好きだ。


私の位置からは、ギャングオルカさんの背中、そして講習を受ける方々の顔が見える。


「これまでの講習でわかったことがある

 貴様らはヒーローどころか底生生物以下!!ダボハゼの糞だとな!!」


「サー イエッサー!!」


ギャングオルカさんの厳しい言葉に、いい返事。


...ギリギリでも合格しておいてよかった。うん。


そして、ギャングオルカさんは質問をする。


「特に貴様だ!!ヒーローになる気はあるのか!!?」


質問されたのはかっちゃんだ。


特に、とつけられている点がかっちゃんらしい。


悪い意味で。


そして「まず糞じゃァねェんだよ」という生意気な態度。


「指導ー!!」


かっちゃんはギャングオルカさんに投げ飛ばされた。


そして、轟くんにも質問をする。


「どうしたら糞が人間様を救えるか!!?」


「......肥料とか間接的に......」


そういうことじゃないんだよ、轟くん。


思わずそう言いたくなる回答だった。


もちろん、「指導ー!!」と言われて、かっちゃん同様投げ飛ばされる。


私の同級生は大丈夫なのか...?

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鈴蘭(プロフ) - potapotawさん» 初期から読んでいただいているとは、ありがたいです!最近は、なかなか更新出来ず申し訳ないです。頑張って更新していこうと思っているので、お付き合いいただけると嬉しいです! (2018年9月8日 22時) (レス) id: f42ad491f0 (このIDを非表示/違反報告)
potapotaw(プロフ) - 初期の頃から読んでいる者です。敵とヒーローの中間にいる?ハッカー、とてもカッコいいです!内容もドキドキする展開などが多く次はまだか~[壁]‥) チラッ. |ω・`)と毎度なっちゃいます(笑)この作品好きすぎて…。更新の方頑張ってください!いつまでも待ってますb (2018年9月8日 21時) (レス) id: 7ac955efaf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴蘭 | 作成日時:2018年6月10日 1時

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