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転生242 ページ4

「「下ろしてくれないか?」と言えよ 若頭」


そんな風に言い返している。


「本来 頭を下げる立場だろ」


とりあえず、態度悪いな...


まぁ、すごすご従うような人なら私はこの人についていかないけど。


「まず“傘下”にはならん

 俺たちは俺たちの好きなように動く

 五分 いわゆる提携って形なら協力してやるよ」


...私が取引相手なら、絶対取引を破棄すると思う。


だって、こんな人と取引するの嫌だもの。


気分が悪くなりそう。


「それが条件か」


オーバーホールさんはこれだけだとお思いのようだが、


私たちの要求はこれだけではない。


「もう1つあります」


私は人差し指をスッと立てる。


「あなたの“計画”の内容を聞かせてください

 自然な条件ですよね?

 連合の名前を貸すんですから、メリットがあるのか検討させてください」


私は相手の目を真っ直ぐ見て伝える。


これは私の考察を確かめるためにも、聞いておかなければならない。


「尤も...」


死柄木さんが服から例のものを取り出そうとすると、


頭を抑えられ、拳銃を向けられる。


いったいなぁ...


調子に乗るなよって、...そう思われても仕方がないことをしてるんだけれども


「自由すぎるでしょう色々」


クロノさんが拳銃を頭に当ててきた。


抑えられて、拳銃も当てられて、痛いんだって。


「さっきから何様だ チンピラがあ!!!」


意味がわからないほど怒りだす、ミミックさん。


こっちも色々堪えて来てるのに、なんなんだよこの人達は...


「ザコヤクザの使い捨て前提肉壁と『敵連合(こっち)』のオカマ

 その命は等価値じゃないぞ」


その声にはあきらかな苛立ちが含まれている。


まぁ、当たり前だよね。 私も、そうだし。


だから、彼らにはどれだけ嫌な思いをさせようと、私は構わないと思っている。


「プラス腕一本分だ

 多少は譲歩してくれなきゃ割に合わない」


死柄木さんがそういうと、オーバーホールさんは二人に下がるように命令する。


はぁ、やっと痛みから解放された。


「折角 前向きに検討してくれて来たんだ

 最後まで聞こう 話の途中だった」


さすがに、オーバーホールさんの命令は無視できないようだ。


渋々というか、不服そうというか、そんな顔をしている。


そして死柄木さんは例のもの。


あの針を取り出した。

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鈴蘭(プロフ) - potapotawさん» 初期から読んでいただいているとは、ありがたいです!最近は、なかなか更新出来ず申し訳ないです。頑張って更新していこうと思っているので、お付き合いいただけると嬉しいです! (2018年9月8日 22時) (レス) id: f42ad491f0 (このIDを非表示/違反報告)
potapotaw(プロフ) - 初期の頃から読んでいる者です。敵とヒーローの中間にいる?ハッカー、とてもカッコいいです!内容もドキドキする展開などが多く次はまだか~[壁]‥) チラッ. |ω・`)と毎度なっちゃいます(笑)この作品好きすぎて…。更新の方頑張ってください!いつまでも待ってますb (2018年9月8日 21時) (レス) id: 7ac955efaf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴蘭 | 作成日時:2018年6月10日 1時

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