検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:29,223 hit

転生254 ページ16

「俺ッスか!!

 びっくりした!!急にきた!!」


その驚きかたに、私が驚いてしまう。


お茶子ちゃん、梅雨ちゃんがお手柄、カッコイイと言い、


波動先輩が、うってつけだね!と言って誉めている。


たぶん、誉めている、と思う。


「そしてその中身を調べた結果

 ムッチャ気色悪いモンが出てきた......」


「人の血ィや細胞が入っとった」


ファットさんのその言葉で、皆の顔に影が射した。


人の血や細胞。そんなものが入っているだけで、一気に気持ち悪く感じる。


「別世界のお話のよう...」


梅雨ちゃんはそう言った。


確かに、私も普通だったらそう思うかもしれない。


それだけ気持ち悪くて、あり得ないような話なのだ。


「つまり...その効果は人由来...“個性”ってこと?

 “個性”による“個性”破壊...」


リューキュウさんが的を射ていることを言う。


さすが、プロヒーローだ。鋭い。


「うーん...さっきから話が見えてこないんだが

 それがどうやって八斎會とつながる」


まだ理解が出来ていないヒーローの皆さんにファットさんが分かりやすく説明する。


簡単にまとめると、そういうブツの取引はいろんな組織が絡んでいる。


その中間売買組織の一つと八斎會が交流があったから、だそうだ。


「それだけ!?」


その発言を受けてなのかはわからないが、ナイトアイさん達が付け加える。


「先日リューキュウ達が退治した(ヴィラン)グループ同士の抗争

 片方のグループの元締めがその交流のあった中間売買組織だった」


「巨大化した一人は効果の持続が短い粗悪品を打っていたそうよ」


つまり、最近多発している事件と八斎會を繋げることは可能だということだ。


そして一番注目すべきは八斎會の若頭、治崎さんの“個性”


「オーバーホール」だろう。


ナイトアイさんも、考えていることは同じようだ。


「若頭 治崎の“個性”は『オーバーホール』

 分解...一度『壊し』『治す』個性

 そして“個性”を『破壊』する弾」


いずと、通形先輩の顔が一気にこわばる。


...何か、あったのだろうか?


二人の表情が可笑しい...

転生255→←転生253



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

鈴蘭(プロフ) - potapotawさん» 初期から読んでいただいているとは、ありがたいです!最近は、なかなか更新出来ず申し訳ないです。頑張って更新していこうと思っているので、お付き合いいただけると嬉しいです! (2018年9月8日 22時) (レス) id: f42ad491f0 (このIDを非表示/違反報告)
potapotaw(プロフ) - 初期の頃から読んでいる者です。敵とヒーローの中間にいる?ハッカー、とてもカッコいいです!内容もドキドキする展開などが多く次はまだか~[壁]‥) チラッ. |ω・`)と毎度なっちゃいます(笑)この作品好きすぎて…。更新の方頑張ってください!いつまでも待ってますb (2018年9月8日 21時) (レス) id: 7ac955efaf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鈴蘭 | 作成日時:2018年6月10日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。