とある国の幹部は観光客？ (ページ37)

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33話ページ37

syp「あの……」

何故か照れくさそうに言うショッピ
それを見届けるチーノ(?)

syp「今回の強化訓練、有難うございました」

『え、あ、おん』

syp「強化訓練で学ぶことがとてもありました」

syp「武術もそうですけど、白尾国の方々の仲の良さ」

syp「先輩が前よりも明るくなった理由もわかりました」

『……ん？何が言いたいん？』

syp「先輩、昔と変わりましたね」

微笑みながらそういった

『……そうなんかなぁ、ま、それを言うんやったらショッピもやで？』

昔はそんな表情柔らかくなかったしな

syp「………た……ぇ…すょね」

『ん？？』

syp「ま、また…ぇますよね？」

『声小さいんやけど』

syp「だから！また会えますよね?!?!」

『え、勿論やろ？白尾国が我々国と同盟国である限り

そして、俺がお前の先輩である限り』

syp「……そうですよね、そうですよね！」

何故か泣きそうになるショッピ

sm「アクロ？乗んないの？」

『あ、乗る』

馬車に乗ると余計に泣きそうになるショッピ

そして、チーノ

br「あ、運転手君よろしく〜」

brooooockの掛け声により馬車が発車される

窓から見る我々城が何故か懐かしく感じる

syp「ｯ先輩!!!!また今度!!!!!!!」

ci「ｯまた今度会いましょうね!!!!!!!」

大きな声で俺に言ってくれる二人

『ｯ〜〜〜!!!!あぁ！』

徐々に小さくなっていく我々城と二人の姿

nk「……アクロ？どうしたの？泣きそうな顔になってるけど」

『え、あ、何でもない……ただ』

nk「ただ？」

『俺って幸せ者だなって思ったんよ』

ショッピと出会ったこと

白尾国でnakamu達と会えたこと

そして今日の出来事

俺はあいつらに会わなかったらどうなってたんやろな

____それから約2年後

白尾国と我々国は他の国から宣戦布告されないくらい強くなった

強化訓練をしてから2年後の今でも時々我々国と強化訓練を行っている

そこには戦争をしている国とは思えないくらい笑顔が絶えなかった