とある国の幹部は観光客？ (ページ33)

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29話ページ33

kn「……え？どうなったん？」

syk「いやぁ！引っかかってくれてありがとうございます」

ci「……？」

2人は何故首にナイフが当たったのか理解していないようだった

『これシャオロンと同じ原理やで？ナイフを投げてそれをキャッチしてから首にナイフを当てる。って感じ』

kn「ほぇ〜…そんな事したんか」

syk「いやぁ、負けそうだった…」

ci「そうですか？こっちが負けそうでしたけど」

syk「いやいや、咄嗟の判断でナイフを投げなければ負けてましたよ」

kt「……えぇっと、話してるとこあれですけど最後の試合を始めたいと思います！」

tn「あ、お願いします」

『こちらこそ』

こんな丁寧に挨拶してくれるんや…
流石書記長様やな

それに対してゾムは真顔やで？真顔
緊張しとるんか？それとも……楽しみにしてるとか

kt「では立ち位置に着いてください！」

立ち位置に着くとシャケとbrooooockに勝てよ、と目線で訴えられる

はいはい、こちとら楽しむんで勝つかどうかは分かりませんね!!!!

kt「準備いいですかね？」

『オッケー！』

tn「こっちも大丈夫です」

kr「では〜」

「「開始ｯ!!!!」」

……さて、どうしようかな

トントンさんが前から突っ込んできてるしゾムは気配を消して後ろから来るし…

『んー、どうしよ』

zm「そんな余裕でいいんかｯ?!」

後ろからナイフを振りかざしてくるゾム

まぁ避けたけど

『はぁ…剣とナイフって嫌やなぁ!!!!』

トントンの重い剣をナイフで受け止めると金属同士がぶつかるような音がした

tn「っえ？よぅ受け止められたなぁ」

『そりゃ、鍛えてるんで』

腕を思い切り振って剣を薙ぎ払う

tn「あ、」

武器が無くなったトントンに向けてナイフを振りかざそうとするとゾムがナイフで防いでくる

zm「うぉっ」

tn「ナイス…」

『何がナイスなんか？？？』

「「……え？」」

ナイフを持っている右手ではなく空いている左手で剣を持ち、ゾムの首に当てたあとトントンさんの首にナイフを当てる

kr「……あ、白尾国側の勝利!!!!」

『はい勝ち〜！』

zm「……負けた。」

tn「まぁ予想通りやったんやけど」

『2人とももっと素早く動ければもっと良くなるんやけどな…』

zm「ホンマ?!今度やってみるわ」

ht「ゾムって軍の中でいちばん素早いよな…」

os「まぁそんなゾムでも成長できるって事やろ」

kr「あー、楽しかった」

kt「だな」

『……お腹空いた』ﾎﾞｿｯ

gr「ん？あ、もうそんな時間か…では食堂に行くか」