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ギャアギャア騒ぐ声が聞こえて目を覚ませば、昼間だった。

私が目を覚ませば、パチパチっと女性と目があった。


「あ、目を覚ましたんですね」

横を見れば、炭治郎が黒子に起こされていた。

目の前には6人、いや木の上に一人と、少し離れたところに立っている、あの時の水の呼吸の使い手も含めれば8人の鬼殺隊。


やけに個性が強い人たちだな、と目を細める。


「...な、なんだこの人」

「まだ口を挟むな馬鹿野郎!!柱の前だぞ!!」

『...はしら...』

そうか、この人たちが柱なのか、と口角が微かに上がった。

「ここは鬼殺隊の本部です。貴方方は今から裁判を受けるのですよ。竈門炭治郎くん、雲林院Aさん」

なぜ名前を知っているのだろうかと思ったが、口を閉じた。

それにしても、私も隊律違反の裁判にかけられることになるとは。


「裁判を始める前に、君が犯した罪の説明を」

彼女が続けて口を開けば、何人もが重ねるように話し出した。

「裁判の必要などないだろう!鬼を庇うなど明らかな隊律違反!我らのみで対処可能!鬼もろとも斬首する!」

「ならば俺が派手に頸を斬ってやろう。誰よりも派手な血飛沫を見せてやるぜェ。もう派手派手だ!」

「ああ、なんという見すぼらしい子供達だ。可哀想に」


いや、個性強すぎないだろうかと、上半身を起こして周りを見渡す。

見覚えるのある庭だった。


「禰豆子ッ、禰豆子はどこだ?!」

禰豆子ちゃんがいないことに気がついた炭治郎の叫びに、私も周りを見やるが箱は見えない。

「そんなことより、冨岡はどうするのかね。拘束もしてない様に俺は頭痛がしてくるんだが」

その後もぐちぐちと言っていたが半分は頭に入ってこなかった。

見慣れた景色に、ふうと緊張の糸を抜くように静かに息を吐いた。

「冨岡さんに関しては大人しく着いてきてくれましたし、処罰は後で考えましょう」

ニッコリと笑う彼女は私たちの方を見た。

「それよりも私は坊やたちから話を聞きたいですよ」


私と同じく上半身を起こした起こした炭治郎。

話出そうとすれば噎せると、彼女は鎮痛剤入りだという水を飲ませた。

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人形師(プロフ) - 凄く面白いです!無限列車編書いてほしいと思いました。自分のタイミングで良いのでいつか書いてください。 (2020年3月2日 13時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あおいろ | 作成日時:2020年2月10日 8時

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