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「我妻善逸でっす!!!!!結婚しませんか?!」

すごい勢いで手を握ってくる善逸に私は、顔が引きつる。

なんだか見たことがあると思ったら、雀の子だ。

このタンポポみたいな黄色の頭は見覚えがある。


「お前、強ェのか?!俺と勝負しろ!!!」

なんでこの子はイノシシの被り物をしているんだろうか??

「で、こっちが嘴平伊之助だ」

炭治郎に押さえつけられている猪の子は、フガフガと音を鳴らしながら暴れていた。


...個性強...


自分も自己紹介をすれば、障子が静かに開いた。

「御夕飯のお時間ですが、そちら様もご一緒にいたしましょうか」

「で、出たァァア!!」

なぜか一気に後ずさる善逸を、炭治郎が頭を殴っていた。

『あ、お願いします』

どうしたのだろうか??

とりあえずお婆さんに一緒に食事をとることを伝えた。するとすぐに部屋に4膳運ばれてきた。


「だから、箸を使えって!!」

手を使ってむしゃむしゃと食べる伊之助に、善逸が叫んだ。

「Aって、最終選別にいたよね??」

善逸は私のことを覚えていたらしい。

「あの時、鈴みたいな綺麗な音がするなってずっと思ってたんだ」

『...ねえ炭治郎。これって口説かれてるのかなぁ』

「む、そうなのか善逸?!」

「えぇ?!そ、そそそそういう訳じゃ!!!」

『...変なとこで初だねキミ』

さっき初対面で手を握って求婚してきたのはどこの誰だったか、と苦笑する。


すると、私の目の前にあった天ぷらが一瞬で消えた。

『...ん?』

「あぁぁあ!!こら伊之助!!」

ニヤリとした顔でこちらを見る伊之助。

『...これも食べる??』

「ッ!!!お前ェもかぁああ!!」

差し出した残りの天ぷらを見て叫ぶ伊之助に首をかしげる。

『...いらないのこれ??』

「貰う!!!!」


てか猪の被り物取ったら女の子みたいな顔してんのね、びっくり

13→←11【かまぼこ隊】



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人形師(プロフ) - 凄く面白いです!無限列車編書いてほしいと思いました。自分のタイミングで良いのでいつか書いてください。 (2020年3月2日 13時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あおいろ | 作成日時:2020年2月10日 8時

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