ぬくもりにつつまれて (ページ5)

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③ ページ5

宮舘side

朝から雪が降っている。
子どもたちはもう大興奮で。いつもに増してにぎやかな病棟。

でも体調的には、比較的今日は落ち着いている子が多いからいいんだけどね。

深「今日めっちゃ平和だよな？」

宮「うん。たまにはこういう日もないとね」

深「ほんとだよね。あー帰ったらゲームでもしよっかな」

ふっかと話しながら、医局で紅茶をいれ、カップに口をつけたときだった。

ppp...

俺のPHSが鳴る。

宮「はい、宮舘です。」

ppp...

あれ、ふっかのも鳴ってる。

深「はいはい、深澤でーす」

PHS『実は…』

深・宮「……はっ？」

急にハモったから、ちらっとふっかを見ると
ふっかも焦った表情で俺のほうを見ていた。

宮「今、向かいます」

深「すぐ行きます」

二人して医局を飛び出して、向かうは入院の病棟でも処置室でも外来でもなく。

.......まさかの救命救急科。