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佐久間side
翔太の様子を部屋で見ていてくれていためめからナースコールが鳴った。
佐「どうした？」
目「大きい発作です！！」
佐「了解。涼太！！」
涼「処置室空けといて！あと深澤も至急で呼んで！」
たまたま別件でナースステーションにいた涼太を呼ぶと、それだけですべて理解したのか、すぐに指示を飛ばしてくれた。
808につくと、
翔太「んっ、は、、」
呼吸もままならないまま胸に手を当てて涙を流す翔太。
宮「翔太！聞こえる？聞こえたら握って？」
翔太「せんせ、くるし、、、」
宮「苦しいね、ちょっと移動して頑張るよ」
他のスタッフと協力してストレッチャーで処置室に運ぶ。ふっかも処置室へ駆け込んできた。
宮「点滴するね」
深「心電図つけさせてな〜服ごめんよ」
翔太「や、っだ、はあっ、あっ」
同時に嫌いな処置をたくさんされるし、発作は苦しいしで、もう本人も何が何だかわからなくなってきてる。
佐「あ〜逃げない逃げない、、」
めめと俺で固定して何とか処置を進める。
でも涼太が針をもつと手を引いて逃げる癖に点滴が終わった途端、涼太に弱々しく手を伸ばすんだよね。
涼「苦しいね、頑張れ頑張れ」
そうして様子を見ていたんだけど…ぐったりしていた翔太の身体が急にピクピクと動きだした。
深「痙攣だ！」
痙攣止めを点滴から入れる。
深「苦しいな、頑張れ…」
次第に薬が効いてきて、痙攣が収まった。
…のはよかったんだけど、
深「…しょうたぁ？聞こえるー？」
宮「聞こえたら手握って？…ん、大丈夫か」
涼太の手はかろうじて弱々しくだけど握られた。
だけど痙攣が収まっていくのと同時に自発呼吸はどんどん弱まってきた。
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作者名：シルク | 作成日時：2023年9月23日 22時
