この想いに名前を【第五人格】

事件 ページ29

まだ暗号機は4つ



今日の白黒無常やけに殺意高いなぁ



ワープでトレイシーの方に飛んでいき、今度はウィリアムがタックルで確定救助。



トレイシーも次はとぶ



ハッチはさっき見つけてチャットもおくっておいた



せいぜいハッチ逃げかな…これは。



白黒無常ってこんなに強かったっけ



ウィリアムが粘着に入るもすぐにトレイシーは寝かせられ、ウィリアムもダウンした



まだ暗号機は4つ



トレイシーのパペットも壊された



ここの解読はあと5割



ハッチですら無理かな…



2人を綺麗に釣ってあと1割



あぁあとちょっとだったのに



きちゃったよ、ワープで。



「逃げないで」



『え？逃げるけど』



「違うんです、今日はどうしても、ソフィアと2人になりたくて」



『…？』



具合でも悪いのだろうか



今日はなんか変だ



「好き、なんです」



『…はい？』



「好きなんです！！



…ソフィアが



分かってます



私はハンターで



ソフィアはサバイバーで



私は死者で



ソフィアは生者で



結ばれないこと…わかってるんです



でも



どうしようもなく好きなんです」



真っ直ぐな曇りのない目で見つめられる



そのまま吸い込まれてしまいそうで



『私はっ…』



先の見えない言葉を紡ぎ出した



ゆっくりと彼が近づいてくる



「付き合ってくれ、なんて言いません。



でもどうか私の好意を否定しないで。



それではまた。」






［ハンターは投降しました］

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