�� ページ42
阿部side
翔太が目が覚めたと連絡があったから、遅めの昼食をもって８０８へ行くと…
阿「えっ、どーしたの！？」
ベッドに腰かけたふっかの膝に顔をうずめて泣いてる翔太が目に飛び込んできた。
深「…Aちゃんに今から謝りたかったんだって。…な、しょうた？」
翔太「んんっ、ﾋｸｯ、ﾋｸｯ」
あー、、そういうことかぁ…。
阿「…とりあえずさ、ご飯もってきたから食べよう？時間も遅いしお腹空いたんじゃない？」
声をかけても小さく首をふって顔をあげないから、ふっかと顔を見合わせて苦笑い。
深「いつまでも泣いてても仕方ないでしょ？別に帰ってこないわけじゃないんだから。明後日になればお仕事しに来るんだよ？」
翔太「んん〜」
…子どもにとっての明後日って遠い未来なんだろうねぇ。
なんだか飼い主を待つ犬みたいにシュンとしちゃって悲しそうに泣くものだから、胸が痛くなっちゃうよ。
深「はいはい、一回切り替えよ？ご飯食べようよ！」
ふっかがひっついている腕をはがして顔を上げさせれば
阿「あぁ、こんなに泣いちゃって…」
真っ赤な目とぬれた前髪。
翔太「…だって、しょーた、、やなことした…」
阿「うん」
翔太「…ごめんね、したいっ、のにっ、、なのに、なのにぃ、、ｸﾞｽ」
またまた新しい涙がじわじわと出てくる。
翔太「うぅ〜、はっぴょ、、がんばってね、、も言いたかったぁ、、」
深「わかったわかった。…もうね、さっきから永遠にこの会話なのよ」
阿「そうなんだ…」
深「しょーた！ご飯の時間にしよう。」
ふっかがお医者さんの顔をしてそう声をかけると、おとなしくベッドに座り直したけど、力なく無表情でスプーンでカレーをすくう。
…カレー好きなのに。
翔太「…ごちそうさま」
深「え、もうちょっと食べて？体調悪いわけじゃないんだから」
翔太「…、(ﾓｸﾞﾓｸﾞ)」
再びスプーンを握ったのを確認し、ちょっとごめんねと声をかけて、ふっかと部屋の隅でひそひそ小声で相談。
深「…どーしよ、この状況」
阿「明後日までもつかな」
深「いやぁ厳しいよね…」
阿「……最終手段は、電話。」
深「それは俺も考えた。このまま明日もご飯食べないとか困るし…」
もう一度ちらっと翔太を見れば、スプーンをお皿につっこんで、ぼうっと一点を見つめたまま。
深「やっぱ電話で話させてあげたほうがいいかもね」
ふっかと頷きあった。
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シルク(プロフ) - えなさん» こちらこそいつもありがとうございます^_^ またリクエストくださって嬉しいです。リクエスト承知いたしました！ (3月8日 12時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - いつもお話楽しみに待っています！リクエストなのですが、主人公が同僚たちとうまくいってなかったり仕事もうまくいかなかったりして元気がない日が続いてそれにしょっぴーが気づいて癒してあげる的なお話が見たいです！ (3月7日 17時) (レス) id: 2ee6bfb48d (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» ご感想ありがとうございます！練られているだなんて嬉しいです…！なんだかいつも長くなってしまって、冗長かな…と悩んでいたので救われました🥲 こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします！ (3月7日 11時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
りーる - リクエスト書いて下さりありがとうございました！どのお話も内容が練られていて凄く面白いです！これからも作者様のペースで頑張ってください！楽しみにしています！ (3月6日 22時) (レス) id: 15110049bf (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - ぷさん» ご感想書いて頂いてありがとうございます！沁みるお言葉たくさん…嬉しいです🥹私も書いててとても楽しかったです。こちらこそリクエストありがとうございました！ (3月3日 10時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年2月22日 21時
