�� ページ34
翔太side
…冷静になって、動いたらダメだったのに動いてしまったことに気づく。
翔太「……ごめんなさぃ」
目「ううん。でも危ないから、次はしょっぴーの心の準備ができたら教えてくれるかな？」
翔太「……ん、」
A「この子見たら落ち着く？」
いたって真面目な顔をしてAちゃんがしょーたの顔の前にシナモンを置いた。
本当に目と鼻の先。
…見たら確かに落ち着くけどさぁ、、近すぎてぼやけっちゃってるし。
翔太「…ふっ、」
A「お、笑ってくれた」
…だってこんな至近距離でシナモンと見つめ合うことないもん。
ふぅ…と深呼吸をして、もう一度気持ちをつくる。
…痛くないんだよね、
うん、…がんばる。
翔太「…いいよ」
A「おっけい。」
目「じゃあ5滴いくよ？」
もう一度頭を支えられて、ぎゅっと目をつぶる。
次の瞬間、耳の中にお薬が入ってきた。
翔太「ぅわ、」
目「もうすぐ終わるよー…はい、おしまいね」
…終わってみれば、あっという間。薬が入ってくるときに変な感じがあるけど、本当に痛いのはなかった。
A「頑張りましたー。お薬浸透させるから、もうちょっとだけこの向きでいてね」
翔太「…ん」
…痛くも苦くもないけど、でもやっぱりお薬が増えちゃうのは大変だから。
今度からは、体調が変だと思ったら早めに言わないとなぁって反省。
目「何、難しい顔してんの？」
色々考えていたら、いつの間にか手袋を外しためめがしょーたの顔を覗き込んでいた。
翔太「…いや、えっとー、次からは、ちゃんと言う…」
不思議そうに少し考えていためめだけど、しょーたの言葉の意味がわかったみたい。
目「…ふはっ、そっか。次からはちゃんと言うのね？」
翔太「…」
A「というか私たちが気づくのも大事なんだけどね(笑)」
目「間違いない(笑)」
A「ま、できるだけ早めに教えてくれるといいかな？」
翔太「……はぁーい」
なんとなく目を伏せると、めめにぽんぽんと頭を撫でられる。
目「でもしょっぴーは十分頑張ってるからね。今回も頑張ったね」
A「そうだね」
翔太「…っ、うん」
なんか今回もだいぶ迷惑かけた気がするけど、2人ともそう言ってくれたのが嬉しかったし、だからこそ次からはちゃんと言おーかなって素直に思えた。
ま、ほんとに言えるかどうかはわかんないけどね(笑)
Fin.
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シルク(プロフ) - えなさん» こちらこそいつもありがとうございます^_^ またリクエストくださって嬉しいです。リクエスト承知いたしました！ (3月8日 12時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - いつもお話楽しみに待っています！リクエストなのですが、主人公が同僚たちとうまくいってなかったり仕事もうまくいかなかったりして元気がない日が続いてそれにしょっぴーが気づいて癒してあげる的なお話が見たいです！ (3月7日 17時) (レス) id: 2ee6bfb48d (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» ご感想ありがとうございます！練られているだなんて嬉しいです…！なんだかいつも長くなってしまって、冗長かな…と悩んでいたので救われました🥲 こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします！ (3月7日 11時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
りーる - リクエスト書いて下さりありがとうございました！どのお話も内容が練られていて凄く面白いです！これからも作者様のペースで頑張ってください！楽しみにしています！ (3月6日 22時) (レス) id: 15110049bf (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - ぷさん» ご感想書いて頂いてありがとうございます！沁みるお言葉たくさん…嬉しいです🥹私も書いててとても楽しかったです。こちらこそリクエストありがとうございました！ (3月3日 10時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年2月22日 21時
