�� ページ33
翔太side
耳鼻科の先生がお薬を出してくれたらしい。
…別に優しい先生だったのはなんとなくわかったけど、もうどうにもできないくらいドキドキが止まらなくて。
正直、耳鼻科のことはほぼ記憶がない。
だけど、前から耳がかゆくて、しかも先生たちには秘密にしてたけど、最近はほんのり痛くなってきちゃっていた。
だから、実はお薬がもらえてほっとした。
新しいお薬…ご飯のあとに飲むのかな？それとも寝る前かなぁ…とか考えていたら
ｺﾝｺﾝｺﾝ
A「入るよー？」
目「あ、お絵かきしてたんだー。上手じゃん」
そう言ってめめとAちゃんが部屋に入ってきたのは、ご飯のあとでも寝る前でもない、自由時間。
翔太「…うん？」
目「しょっぴー、昨日出してもらったお薬、今日から始めるからね。」
そう言って見せられたのは、いつもの飲み薬じゃなかった。
翔太「これ…？」
目「そう。このお薬を、お耳の中に5滴落とすよ。しょっぴーは横向きで寝ててくれれば、お薬は俺らが入れてあげるからね。」
翔太「えっ」
なにそれっ、
耳に直接ってこと…？
お薬＝飲むものだと思いこんでいたからびっくり。そして一気に広がる不安。
翔太「え、むり、やだ…」
目「初めてだと緊張しちゃうよな」
A「耳とか目はこういうお薬なんだよ〜」
翔太「…」
目「でもしみることもないから大丈夫って先生言ってたよ。だからやってみよっか。」
翔太「…うん」
とりあえず返事をすると、Aちゃんがリクライニングを調節して、自然とベッドに寝転がる姿勢になる。
A「こっち向いて、横向きになって？目黒くんが入れてくれたら、5分くらいこの姿勢のままじっとしててもらうよ。」
翔太「…ん」
A「今日初めてだし、びっくりして動いちゃうと危ないから、頭支えさせてね？」
翔太「…うん」
そう言ってAちゃんがしょーたの頭を軽く固定した。
めめがパチンと手袋をはめる音がして、その手が耳に触れて…
目「じゃあ垂らすからね」
……、、
翔太「っ、まって！！」
急に緊張と怖さに耐え切れなくなって、気づいたら頭に添えられていたAちゃんの腕をパッとつかんでいた。
A「おっとっと、1回やめようか」
そう言ってAちゃんが手を離してくれた。
・
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シルク(プロフ) - えなさん» こちらこそいつもありがとうございます^_^ またリクエストくださって嬉しいです。リクエスト承知いたしました！ (3月8日 12時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - いつもお話楽しみに待っています！リクエストなのですが、主人公が同僚たちとうまくいってなかったり仕事もうまくいかなかったりして元気がない日が続いてそれにしょっぴーが気づいて癒してあげる的なお話が見たいです！ (3月7日 17時) (レス) id: 2ee6bfb48d (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» ご感想ありがとうございます！練られているだなんて嬉しいです…！なんだかいつも長くなってしまって、冗長かな…と悩んでいたので救われました🥲 こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします！ (3月7日 11時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
りーる - リクエスト書いて下さりありがとうございました！どのお話も内容が練られていて凄く面白いです！これからも作者様のペースで頑張ってください！楽しみにしています！ (3月6日 22時) (レス) id: 15110049bf (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - ぷさん» ご感想書いて頂いてありがとうございます！沁みるお言葉たくさん…嬉しいです🥹私も書いててとても楽しかったです。こちらこそリクエストありがとうございました！ (3月3日 10時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年2月22日 21時
