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目黒side
目黒「ちょっ、しょっぴー！」
しょっぴーが自分一人で外に出るなんてありえないことだから、この展開は俺もふっかさんも先生も想定していなくて。
慌てて診察室を出てその背中を追いかける。
こんなに早く走れたの？ってくらいわき目もふらず自分の部屋の方に向かって駆けていくしょっぴー。
だけど、角から歩いてきたナースにぶつかると、
翔太「…っ」
我に返ったように、立ち止まって
翔太「うっ、はぁぁ、あ、あっ、あっ、」
震えながらしゃがみこんだ。
深「…まずいって」
目「しょっぴー！」
慌てて駆け寄ると
翔太「あっ、はぁあ、や、」
床を這うようにして俺らからも逃げる。
目「…俺らじゃ診察室に戻されると思ってるんだ」
深「翔太、大丈夫。ムリに連れて行かないから」
目「そうだよ、一回一緒に呼吸しよ？」
そう声をかけるけれど、
翔太「っ！、、はぁ、、ンっ、はぁはっ、、」
声をかけることは逆効果。
怯えたようにこっちを見て…でもやっぱり外の世界は怖いみたいで…昨日診察室に行ったときみたいに、今日も行き場をなくしている。
だけどこのままじゃ危ないから、これまでの関係性を信じて廊下の隅に移動させて背中をさする。
…冷や汗が出てきていて、顔色も悪い。
深「しょーた、ゆっくり息吐くよ？」
翔太「…はあ、はぁ、うっ、」
目「よしよし…」
しばらく俺の腕の中でもがき続けて…呼吸が少し落ち着いたと思ったら今度は不安気に周りを見渡す。
翔太「っ、うぅー、っ、うう」
再び乱れだす呼吸。
咄嗟にふっかさんが着ていた白衣を脱いで、しょっぴーの視界を覆った。
深「怖いものないからな。俺と、めめと、翔太だけ。」
翔太「っ、ハァ、……」
深「俺と、めめと、翔太だけ。……な？」
何度も何度もその言葉を繰り返し伝えたふっかさん。
先「…薬の説明だけするからこっち来られる？」
こっそりこっちまで追いかけてくれた先生がしょっぴーに気づかれないように手招きする。
目「代わりますね」
ふっかさんからそのまま白衣を受け取って、しばらく背中をさすってあげれば…
目「深呼吸してごらん？」
翔太「…ん、」
やっと俺らの声が届く程度には落ち着いてくれた。
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シルク(プロフ) - えなさん» こちらこそいつもありがとうございます^_^ またリクエストくださって嬉しいです。リクエスト承知いたしました！ (3月8日 12時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - いつもお話楽しみに待っています！リクエストなのですが、主人公が同僚たちとうまくいってなかったり仕事もうまくいかなかったりして元気がない日が続いてそれにしょっぴーが気づいて癒してあげる的なお話が見たいです！ (3月7日 17時) (レス) id: 2ee6bfb48d (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» ご感想ありがとうございます！練られているだなんて嬉しいです…！なんだかいつも長くなってしまって、冗長かな…と悩んでいたので救われました🥲 こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします！ (3月7日 11時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
りーる - リクエスト書いて下さりありがとうございました！どのお話も内容が練られていて凄く面白いです！これからも作者様のペースで頑張ってください！楽しみにしています！ (3月6日 22時) (レス) id: 15110049bf (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - ぷさん» ご感想書いて頂いてありがとうございます！沁みるお言葉たくさん…嬉しいです🥹私も書いててとても楽しかったです。こちらこそリクエストありがとうございました！ (3月3日 10時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年2月22日 21時
