�� ページ28
深澤side
深「ここに座るんだね」
向「普段の診察室よりクッションがふかふかやね」
翔太「…」
深「あ！見て！！」
運よく、診察室の壁に貼られた製薬会社のポスターに、翔太のお友達を発見。
深「よかったじゃん、シナモンだよ、ぴょんぴょんっ」
翔太「……ちがう」
…へ？
喜ぶかと思ったのになぜかしょんぼりしてる翔太と、苦笑いの康二。
向「んもー、ふっか先生！その子ウサギじゃなくて子犬や。」
はっ？
…子犬？
え。こいつイヌなの？
…うっそぉ。まあまあ付き合い長いけど知らなかったよ！？
深「ぇ、、じゃあ…わんわん！！」
向「ちゃうちゃう！シナモンは鳴かないねん！可愛い声でふつうに言葉でお喋りするねん！」
翔太「ねぇー。違うもん！！！」
深「うへ？…ごめんごめんごめん！そーだよな？シナモンはもっと可愛いよなあ？」
翔太の機嫌をとるどころか逆に機嫌を損ねて、平謝りする俺。
そうか、犬だけどわんわんとは鳴かないのか。
……むずいな。
向「んも〜、頼むで小児科医！！」
だけど、俺のやらかし(？)のおかげか、パニックになって周りが見えていなかった翔太が少し自分を取り戻した。
深「明日はぁ、ここに座って、で、さっきの先生が診てくれるから。怖いことないよ？」
もう一度言ってみたけど…
翔太「…やだ、やあ、うぅ」
結局また泣きだしてしまった。
これ以上泣かせてもストレスかなと思って、康二と頷きあう。
深「わかったわかった、今日はもうお部屋に戻ろうな」
向「そやな。耳鼻科の診察室に入れただけでも、しょっぴーは十分頑張ったわ。」
翔太「…うぅぅ」
部屋に帰る途中。
院内のカフェテリアの近くを通ると、佐久間とさくら組が一つのテーブルに座って話しているのを見つけた。
３人とも私服だし日勤終わりかな。
何やらパソコンやらタブレットやら紙資料やら…沢山広げて、あれこれ真剣に話している。
向「たぶん学会の準備やな」
深「…学会？」
向「もうすぐある看護師の学会で、さくら組がうちの病院の代表で事例報告を任されたらしくて。
で、さっくんが先輩として面倒を見てあげてて。」
へぇ、そうだったんだ。
翔太「…さっくん、さくらぐみ」
翔太が声をあげると、真剣に打ち合わせをしていた3人が同時に顔を上げた。
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シルク(プロフ) - えなさん» こちらこそいつもありがとうございます^_^ またリクエストくださって嬉しいです。リクエスト承知いたしました！ (3月8日 12時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - いつもお話楽しみに待っています！リクエストなのですが、主人公が同僚たちとうまくいってなかったり仕事もうまくいかなかったりして元気がない日が続いてそれにしょっぴーが気づいて癒してあげる的なお話が見たいです！ (3月7日 17時) (レス) id: 2ee6bfb48d (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» ご感想ありがとうございます！練られているだなんて嬉しいです…！なんだかいつも長くなってしまって、冗長かな…と悩んでいたので救われました🥲 こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします！ (3月7日 11時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
りーる - リクエスト書いて下さりありがとうございました！どのお話も内容が練られていて凄く面白いです！これからも作者様のペースで頑張ってください！楽しみにしています！ (3月6日 22時) (レス) id: 15110049bf (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - ぷさん» ご感想書いて頂いてありがとうございます！沁みるお言葉たくさん…嬉しいです🥹私も書いててとても楽しかったです。こちらこそリクエストありがとうございました！ (3月3日 10時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年2月22日 21時
