耳の違和感� �ﾘｸ ページ24
目黒side
消灯時間。
それぞれの部屋を寝る準備ができているか確認してまわる。
目「しょっぴーそろそろ寝る時間だよー」
そう言いながら部屋に入ると既に自分で布団に入ってた。
目「準備早いじゃん。偉い偉い」
翔太「うん！」
ベッド周りが整頓されているのを確認して、ふとしょっぴーを見ると
目「お耳かゆいの？」
指で耳をかいていた。でも本人は無意識だったみたいで、
翔太「え、あっ、うーん」
何とも歯切れの悪い返事。
目「教えて。かゆいの？いつから？」
目をしっかり合わせてもう一度聞けば、諦めたのか口を開いた。
翔太「ちょっと前」
”ちょっと前”って子どもからよく出るワードだけど、ちょっとの概念はその子その子によってまちまちだから困る。
でも子どもも嘘ついてるわけじゃなくて、本当に明確に覚えていないケースも多いんだけどさ。
目「かゆいのこっちだけ？」
かいていた右耳を触れば、頷いた。
目「かゆいだけ？痛いとかは？」
翔太「…ない」
目「わかった。とりあえず今日は寝ようか。」
翔太「…ってことは、明日なんかするの？」
すごく嫌そうな表情でこっちを見てくる。
目「うーん、とりあえず先生に相談しておくね」
翔太「言わなくていい…」
目「はいはい、今日はねんねしよう」
ぶつぶつ言ってるしょっぴーをなだめて、少し照明を落として絵本を読み聞かせたらすんなりと寝てくれた。
しょっぴーは寝つきが割といいほうだからね。
そして翌日。
朝の回診のついでに先生に耳を診てもらうことに。
深「ちょっとお耳見せて」
翔太「…」
深「ライトで照らすだけだから。」
ふっかさんがライト以外もってないよーって手をひらひらさせる。
翔太「…ん。」
深「…うーん、専門外だから何とも言えないけど確かに腫れてるよ。しょうたさ、本当にかゆいだけ？痛くないの？」
翔太「…ない。」
深「ちょっと前っていつから？例えば昨日の昨日よりは前？」
翔太「前。」
深「それより前は？」
翔太「…かゆかった」
…症状出てから結構時間が経ってるっぽいなぁ。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 907人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シルク(プロフ) - えなさん» こちらこそいつもありがとうございます^_^ またリクエストくださって嬉しいです。リクエスト承知いたしました！ (3月8日 12時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - いつもお話楽しみに待っています！リクエストなのですが、主人公が同僚たちとうまくいってなかったり仕事もうまくいかなかったりして元気がない日が続いてそれにしょっぴーが気づいて癒してあげる的なお話が見たいです！ (3月7日 17時) (レス) id: 2ee6bfb48d (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» ご感想ありがとうございます！練られているだなんて嬉しいです…！なんだかいつも長くなってしまって、冗長かな…と悩んでいたので救われました🥲 こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします！ (3月7日 11時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
りーる - リクエスト書いて下さりありがとうございました！どのお話も内容が練られていて凄く面白いです！これからも作者様のペースで頑張ってください！楽しみにしています！ (3月6日 22時) (レス) id: 15110049bf (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - ぷさん» ご感想書いて頂いてありがとうございます！沁みるお言葉たくさん…嬉しいです🥹私も書いててとても楽しかったです。こちらこそリクエストありがとうございました！ (3月3日 10時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シルク | 作成日時：2024年2月22日 21時
