�� ページ19
佐久間side
翔太「…だって検査嫌なのわかるし？」
佐「成長したねぇ。翔太もそういう時期あったよ。舘先生がいい！とか、さっくんがいい！とか。
まあ翔太の場合は特定の相手はいなくて、その日によってバラバラだったけどね」
翔太「…。」
佐「あ、ごめんって(笑)」
ついつい思い出話をすると都合が悪い話だったみたいで、鼻にしわをよせてじと〜っとこちらをにらむ。
佐「まぁ確かに、ここ一週間以上、翔太のお部屋には来てないか。」
こっちがそういうつもりじゃなくても、調整された側の子にとっては”別の子を優先してる”ってことでしかないよねぇ。
まあ昨日の発作みたいに命に関わってくるときは優先されるから仕方ないんだけどさ。
佐「あ、でもちょっと、待って！確か明日の検査はAちゃんが担当だった気がするぞ。」
急いで確認すれば、やっぱりそうだ。
翔太「…検査じゃなくて普通のお喋りがいい。」
佐「それはまぁ…そうだけどさ。ここ病院なのよ(笑)」
翔太「…ハァ。まあいいけどさ。てか明日も検査あるの忘れてたぁ。」
まだまだツンツンが残っているものの、少しだけ機嫌を取り戻してくれたように見えた。
翔太と別れてからいろはちゃんの病室をこっそりのぞけば、いろはちゃんにつきっきりのAちゃんがいた。
ドアの近くで少しその会話に聞き耳を立てる。
いろは「よる、いっしょ？」
A「ううん、夜はおうちに帰るの。明日が来たらまたお仕事しに来るよ」
いろは「あちた、Aちゃんと、おしゃんぽ！」
A「んー、明日はね、違う子の検査があるんだ。でも代わりに康二くんとか、他の看護師さんも来てくれるよ」
いろは「なんでぇ」
A「みんな優しい人たちばっかりでしょ？」
いろは「Aちゃんがいーい。けんしゃ、ないないして、いろはのところ来てぇ」
A「検査ないないはできないの。でも一回はお部屋に会いにくるようにするね。」
…べったりさんだけど、パパやママに会えない不安から来る一時的なものだから仕方ない。
小さい子が突然入院するとよくある光景だし、あと２日くらいすれば落ち着いてくるのかな。
そこまでする必要はないって思うから、俺からAちゃんに今回の翔太のことについてわざわざ根回しはしないけど。
…うちの翔太くんが実は寂しがってるからよろしくお願いします、って心の中でお願いだけはして、俺も仕事に戻った。
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シルク(プロフ) - えなさん» こちらこそいつもありがとうございます^_^ またリクエストくださって嬉しいです。リクエスト承知いたしました！ (3月8日 12時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - いつもお話楽しみに待っています！リクエストなのですが、主人公が同僚たちとうまくいってなかったり仕事もうまくいかなかったりして元気がない日が続いてそれにしょっぴーが気づいて癒してあげる的なお話が見たいです！ (3月7日 17時) (レス) id: 2ee6bfb48d (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» ご感想ありがとうございます！練られているだなんて嬉しいです…！なんだかいつも長くなってしまって、冗長かな…と悩んでいたので救われました🥲 こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします！ (3月7日 11時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
りーる - リクエスト書いて下さりありがとうございました！どのお話も内容が練られていて凄く面白いです！これからも作者様のペースで頑張ってください！楽しみにしています！ (3月6日 22時) (レス) id: 15110049bf (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - ぷさん» ご感想書いて頂いてありがとうございます！沁みるお言葉たくさん…嬉しいです🥹私も書いててとても楽しかったです。こちらこそリクエストありがとうございました！ (3月3日 10時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年2月22日 21時
