�� ページ15
翔太side
検査の時間になって、阿部ちゃんが部屋まで呼びに来てくれた。
阿「行こうか」
いざ検査の時間になると、もう検査のことしか考えられなくて、不安はマックス。
嫌って言ったら明日に延ばしてくれるかなって一瞬考えたけど、それはないなって思い直した。
行かないと終わらないってことはわかってるから、嫌な気持ちを頑張ってふり切って、布団をまくってベッドから出る。
阿部ちゃんと手を繋いでできるだけゆっくり歩くけれど、すぐに到着してしまう検査室。
深「お、きたきたぁ」
ドアの向こうには、ふっか先生と、Aちゃん。
A「最初はいつものもしもしするから、ここ座ってね」
翔太「うん」
久しぶりに言葉を交わした。
…みんなの先生とみんなの看護師さんってことはわかってる。
だけどこの検査の時間は
しょーたのふっか先生だし、
しょーたの阿部ちゃんだし、
しょーたのAちゃんなんだよね。
…検査はすっごくすっごく嫌だけどさ。
”今は3人ともしょーたの時間だもん”なんて思いながら言われたとおり椅子に座る。
ふっか先生が聴診器を取り出したとき、
♪〜
A「あ、」
深「呼び出し？いいよいいよ、早く出てあげて？」
ぺこってして廊下に出たAちゃん。
阿「聴診しちゃおっか」
深「おう。じゃあ最初胸の音きかせてねぇ」
翔太「…うん」
深「はい、つぎお背中……、ん、クリアだね。」
もしもしが終わったとき、電話を終えたAちゃんが検査室に戻ってきた。
A「ごめんなさい、817のいろはちゃんが発作起こして、私のこと呼んでるみたいで…緊急で呼び出されました」
深「あ〜はいはい、いろはちゃんね。行ったげて」
阿「うん、こっちは大丈夫だから」
A「すみません、行ってきます」
しょーたのことは見ないで、慌てた様子で検査室から出ていっちゃったAちゃん。
……せっかくしょーたの時間だったのに。
昨日みんなと楽しそうにしていたAちゃんが頭を過ぎった。
仕方ないってことはわかってる、わかってるけどさぁ…。
なんなんだろう。すっごいモヤモヤする。
深「しょうた待たせちゃってごめんな！よーし、じゃあ検査頑張っちゃおうね」
阿「はーい、今度はこっちのベッドごろんしようね」
検査は代わりにめめが来てくれたけれど、結局その日もAちゃんに会わずに終わっちゃった。
・
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シルク(プロフ) - えなさん» こちらこそいつもありがとうございます^_^ またリクエストくださって嬉しいです。リクエスト承知いたしました！ (3月8日 12時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - いつもお話楽しみに待っています！リクエストなのですが、主人公が同僚たちとうまくいってなかったり仕事もうまくいかなかったりして元気がない日が続いてそれにしょっぴーが気づいて癒してあげる的なお話が見たいです！ (3月7日 17時) (レス) id: 2ee6bfb48d (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» ご感想ありがとうございます！練られているだなんて嬉しいです…！なんだかいつも長くなってしまって、冗長かな…と悩んでいたので救われました🥲 こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします！ (3月7日 11時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
りーる - リクエスト書いて下さりありがとうございました！どのお話も内容が練られていて凄く面白いです！これからも作者様のペースで頑張ってください！楽しみにしています！ (3月6日 22時) (レス) id: 15110049bf (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - ぷさん» ご感想書いて頂いてありがとうございます！沁みるお言葉たくさん…嬉しいです🥹私も書いててとても楽しかったです。こちらこそリクエストありがとうございました！ (3月3日 10時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年2月22日 21時
