�� ページ11
Aside
目「そろそろ大丈夫かな。しょっぴー、あ〜して。」
翔太「んーんっ、ｸﾞｽ、」
コアラみたいにぴったりくっつくから、思わず笑いをこぼす目黒くん。
ここ最近の翔太くんは、錠剤を一つ飲むのにいつもの数倍時間がかかる。
でも翔太くんがたくさん頑張っているのも知っているから、私たちはできる限り翔太くんのペースに付き合ってあげたいと思ってる。
だから目黒くんも背中をさすったり、手を握ったり、泣いてる翔太くんのことを根気強くなだめてくれて、
美桜も嫌そうな顔はせず、むしろ微笑ましく見守って待ってる。
目「…そろそろ２つ目頑張っちゃおうか」
翔太「んぅ」
美桜「はい、あーして？…そ、上手！」
翔太「ｺﾞｸ、、、ｹﾞﾎｯ、」
目「よし、あと1個だ！」
最後は粉薬だから、一番むせやすいんだけど…フルーツ味のゼリーにつつんでなんとか頑張ってもらう。
美桜「これで最後ね〜」
翔太「…ｺﾞｸ、」
目「すごいすごい！！」
翔太「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎ、、ん〜、ｺﾞﾎ」
A「頑張りました〜」
翔太「ふぇ、、ｸﾞｽ、、」
色々な人に抱っこをせがむのがマイブームみたいで、今度は美桜に手を伸ばした。
翔太くんを美桜に任せている間に、私と目黒くんでベッドを整えて、少し電気を暗くして就寝準備をしていたら
翔太「んんー、、ｸﾞｽ、、ｹﾞﾎｯｹﾞﾎ、、Aちゃ、」
目「お、ご指名入りました(笑)」
A「はーい？」
翔太「んぅ、んん−、ｹﾞﾎｯｹﾞﾎ、、ｸﾞｽ、」
美桜から受け取ったけれどやっぱり咳が止まらなくてちょっと苦しそうな翔太くんの背中をさする。
A「今頑張って飲んだお薬の中に、咳止めがあるからね。ねんねする間はきっと治まるよ」
翔太「…うん」
美桜「そろそろ時間だからねんねしよっか？ほら見て、翔太くんがベッドに来てくれるの待ってるよ？」
美桜がベッドにいたぬいぐるみをぴょこぴょこ動かすと、珍しくごねることなくベッドにすんなりと入ってくれた。
美桜は小さい子の扱いが上手だ。
翔太「……とんとん。」
目「んはは、いっぱい頑張ったから甘えたいんだねぇ。とんとんするの小さい頃よくやったなぁ。懐かしい。」
目黒くんが胸のあたりを優しく叩いてあげる。
体調も回復しつつあるし、いつもの翔太くんに戻る日はきっともうすぐそこ。
それまであと少し、かわいいお願いは全部きいてあげるからね？
Fin.
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シルク(プロフ) - えなさん» こちらこそいつもありがとうございます^_^ またリクエストくださって嬉しいです。リクエスト承知いたしました！ (3月8日 12時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - いつもお話楽しみに待っています！リクエストなのですが、主人公が同僚たちとうまくいってなかったり仕事もうまくいかなかったりして元気がない日が続いてそれにしょっぴーが気づいて癒してあげる的なお話が見たいです！ (3月7日 17時) (レス) id: 2ee6bfb48d (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» ご感想ありがとうございます！練られているだなんて嬉しいです…！なんだかいつも長くなってしまって、冗長かな…と悩んでいたので救われました🥲 こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします！ (3月7日 11時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
りーる - リクエスト書いて下さりありがとうございました！どのお話も内容が練られていて凄く面白いです！これからも作者様のペースで頑張ってください！楽しみにしています！ (3月6日 22時) (レス) id: 15110049bf (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - ぷさん» ご感想書いて頂いてありがとうございます！沁みるお言葉たくさん…嬉しいです🥹私も書いててとても楽しかったです。こちらこそリクエストありがとうございました！ (3月3日 10時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年2月22日 21時
