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Aside
ずるずると続く熱と、たまに出る嘔吐症状。
薬も効いているのか効いていないのかいまいち微妙な状態が続いていた。
今日も消灯時間になってから、何となく気持ち悪そうにしていて、
翔太「はぁっ、、うぅ」
A「戻しちゃいそう？」
そう言ってガーグルベースンを差し出したけれど、
翔太「……やっぱりなぃ」
結局しばらく胃の不快感が続いただけで吐くことはできず。
かと思えば
翔太「……、やっぱでる、」
A「おっとっと。はい、」
翔太「……おぇ」
少量の嘔吐を不定期に繰り返す日々。
熱のほうも上がったかと思うと、微熱続きになったり、つかみどころがない。
原因も症状も曖昧な状態が続いて、スタッフ一同不安な空気に包まれていた。
夜中の2時。今は私の当番の時間だから、翔太くんの部屋に論文を持ち込んで、小さいライトで勉強しながら、眠る翔太くんを見守っていた。
集中して読み込んでいると携帯のバイブレーションが鳴った。
画面を見ると、専属メンバーのグループメール。
岩〈真夜中にごめん。最近ずっと翔太のこと考えてたんだけど、もしかしたら心因性発熱と心因性嘔吐かなって思った〉
深〈え、ウイルス性じゃないってこと？〉
岩〈急に翔太が協力的になったでしょ？徐々にじゃなくて、急に〉
美桜〈確かに、急でびっくりしました〉
みんな意外と起きてるのね、なんて思いながらどんどん増えていく吹き出しを眺める。
岩〈で、極めつけはめめと康二が共有してくれた寝言の件。ひょっとしたら精神的なほうかもって思ったんだよね〉
宮〈なるほどね。身体は異常なしだったけど、精神面で考えると変わったことはいくつかあったかも〉
深〈うわ、たしかに〉
佐〈明日にでも翔太の話聴こうよ〉
岩〈うん。来られるメンバーで聴いてみよう〉
了解です、と返せばどんどん増えていくＯＫスタンプ。
携帯を閉じて、横で眠っている翔太くんを見やると、熱で普段より少し浅めの呼吸を繰り返していた。
確かに心因性っていうのは考えなかったけど、そうだと仮定すれば色々と説明がつく。
少しお兄さんに成長したのかな、なんて感慨深く思っていたけれど、もしそうじゃないとすれば……
ちょっとかわいそうなことしたかもしれない。
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シルク(プロフ) - 蒼音さん» ご感想書いていただいてありがとうございます！幸せだなんて、そう言って頂ける私のほうが幸せです^_^ 私もリクエスト頂いて書くのは楽しくて新鮮なので、また思いついたら教えてくださいね♪ (2月21日 14時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
蒼音(プロフ) - こんばんは！リクエストしたお話書いていただき、ありがとうございました！甘いものを一緒に選ぶ2人、とても可愛いんだろうなぁと想像できます！大好きな2人のお話が読めて幸せです！リクエスト募集していれば、また思いついた際、リクエストしてもよろしいでしょうか？ (2月20日 21時) (レス) id: d6288aee15 (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» お返事ありがとうございます！了解いたしました^_^ (2月16日 21時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
りーる - シルクさん» そうです！💙くんです！初期の頃みたいに距離出来ちゃってみたいなイメージでした！伝わりづらくてすみません…よろしくお願いします！ (2月16日 20時) (レス) id: 15110049bf (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» 嫌われちゃったかもと落ち込むのは、主人公ではなく、💙くんで間違いないでしょうか？？ (2月15日 23時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年2月3日 20時
