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Aside
数日経って、咳症状がようやく落ち着いた翔太くん。
咳のせいで寝不足が続いていたから、昨夜は久しぶりにゆっくり寝られたかな、なんて思いながら翔太くんを起こしに向かう。
A「おはよう？朝だよ」
そう声をかけるけれど、普段から朝が弱めの翔太くんはなかなか目覚めない。
A「翔太くん〜？」
カーテンを開けたりしつつ、もう一度声をかけるとやっと目を開いた。
A「お、起きた。おはよ〜」
翔太「…！ おはよっ」
なぜかびくっとして慌てて身体を起こす。
A「え！いいよいいよ、ゆっくりで」
慌てて起きるものだから、ちょっとふらついちゃってるし。
ふと顔を見ると、目の下には子どもらしからぬクマがうっすら。
A「あれ、あんまり寝られなかった？」
翔太「ん〜ん、普通に寝てたよ！」
何でもないように明るく言うから、そのときは私の勘違いかなと思った。
朝の回診に行くと、最近とてもおりこうさんで診察を受けられると噂の翔太くんは、今日もすごく診察に協力的で。
深「最近急にお兄さんになっちゃったね？」
翔太「ふふ、」
深「とくに心音も問題はないね。」
私の出る幕がないくらい、自分で服をまくるし、熱も測らせてくれるし。なんだか不思議なくらい。
でも本人は笑っているし、先生も体調は良好だと言うし。子どもって急に成長するものなんだね。
ちょっと寂しい気もするけど、これは喜ばしいことなんだろうなぁ。
深「前にも言ったけど今日からちょっとご飯のあとの薬増やすからね」
翔太「え、………うん、わかった。」
A「翔太くん最近本当に偉いね〜みんなのお手本になれちゃうね」
深「ほんとほんと。ふっか先生助かっちゃうわ」
専属メンバーみんなで翔太くんを褒めまくる日々。…その誉め言葉が逆に彼にプレッシャーを与えていたなんて知らずに。
その数時間後。
そろそろ昼食の時間が始まるな、なんて思っていたところに定期的に部屋を訪問しに行っているラウールくんからナースコールが鳴る。
ラウ『今しょっぴーが嘔吐しちゃって！38℃の熱あります！』
A「すぐ行く」
必要なものをもって808に向かいながら考えるのは、今朝立ち会った深澤先生との回診。
ここ数日間は元気だったし、今日の朝も予兆なんてなかったのに…かなり急だな。
・
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シルク(プロフ) - 蒼音さん» ご感想書いていただいてありがとうございます！幸せだなんて、そう言って頂ける私のほうが幸せです^_^ 私もリクエスト頂いて書くのは楽しくて新鮮なので、また思いついたら教えてくださいね♪ (2月21日 14時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
蒼音(プロフ) - こんばんは！リクエストしたお話書いていただき、ありがとうございました！甘いものを一緒に選ぶ2人、とても可愛いんだろうなぁと想像できます！大好きな2人のお話が読めて幸せです！リクエスト募集していれば、また思いついた際、リクエストしてもよろしいでしょうか？ (2月20日 21時) (レス) id: d6288aee15 (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» お返事ありがとうございます！了解いたしました^_^ (2月16日 21時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
りーる - シルクさん» そうです！💙くんです！初期の頃みたいに距離出来ちゃってみたいなイメージでした！伝わりづらくてすみません…よろしくお願いします！ (2月16日 20時) (レス) id: 15110049bf (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» 嫌われちゃったかもと落ち込むのは、主人公ではなく、💙くんで間違いないでしょうか？？ (2月15日 23時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年2月3日 20時
