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Aside
新しく入院してきた子を受け持ったり、他のナースとシフトの調整をしたりしていた関係で、最近翔太くんに会っていなかった。
今日は久々に808に点滴の観察へ行くけど…。
副作用のせいで思うように食事が摂れなかったり、動けなかったり。
そんな日々に疲れと限界が近づいているのかも、と他のメンバーが話していたからちょっと心配。
寝ているかもしれないから静かにドアを開けると、点滴をぶら下げた翔太くんはベッドに寝てぼうっと天井を眺めていた。
私に気づいて一瞬目を見開いたけど、何も言わずにすぐ目をそらして再び天井を見続ける。
A「久しぶりだね。毎日がんばってるって聞いてるよ」
翔太「……」
何も反応のない翔太くん。
…これは想像していたより精神的にきているかも。
こういうときはむやみに話しかけてもよくないから、最低限の声かけはして、あとはすべきことをするに尽きる。
A「点滴の確認だけさせてね」
翔太「……」
だらんと力なく伸ばされている腕を見て、点滴の漏れや腫れがないか確認する。
A「大丈夫だね。…今、何かしてほしいことある？」
翔太「……」
A「こまめに誰か来るようにするけど、ナースコールも遠慮せず押していいからね」
翔太「……」
かけた言葉がお節介だったのか、うるさそうな表情をしてちょっとこちらをにらむ。
一人になりたいような、誰も寄せつけない雰囲気を翔太くんから感じたから、そっとドアを閉めたけれど。
…閉めたドアの前に少しとどまっていれば、部屋の中から微かに聞こえてきたのは、足でベッドを何度も蹴りつける音。
どうするべきか判断に迷っていると、
美桜「どうしたの？」
たまたま通りかかった美桜が、不思議そうに足をとめた。
黙ってドアを指せば、怪訝な顔をして耳をすませる。
美桜「あぁ…。」
A「放っておいてほしいのか、構ってほしいのかわからなくて」
そう話しているとベッドを蹴る音は次第に止んで、代わりに聞こえてきたのはすすり泣く声。
最初は小さい声だったけれど、段々泣き方がひどくなっていく。
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シルク(プロフ) - 蒼音さん» ご感想書いていただいてありがとうございます！幸せだなんて、そう言って頂ける私のほうが幸せです^_^ 私もリクエスト頂いて書くのは楽しくて新鮮なので、また思いついたら教えてくださいね♪ (2月21日 14時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
蒼音(プロフ) - こんばんは！リクエストしたお話書いていただき、ありがとうございました！甘いものを一緒に選ぶ2人、とても可愛いんだろうなぁと想像できます！大好きな2人のお話が読めて幸せです！リクエスト募集していれば、また思いついた際、リクエストしてもよろしいでしょうか？ (2月20日 21時) (レス) id: d6288aee15 (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» お返事ありがとうございます！了解いたしました^_^ (2月16日 21時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
りーる - シルクさん» そうです！💙くんです！初期の頃みたいに距離出来ちゃってみたいなイメージでした！伝わりづらくてすみません…よろしくお願いします！ (2月16日 20時) (レス) id: 15110049bf (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» 嫌われちゃったかもと落ち込むのは、主人公ではなく、💙くんで間違いないでしょうか？？ (2月15日 23時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年2月3日 20時
