�� ページ17
翔太side
部屋に戻ると広がったいつもの風景に、”かえってきたー”って思った。
別に嫌な検査はなかったし、阿部ちゃんとAちゃんが一緒にいてくれたから怖いこともなかったんだけど、
慣れていないこと色々したから、知らない間に気を張っていたんだと思う。
でも、カードにはどうぶつシールが5個も集まった。
翔太「あと2個で全部だ」
A「いっぱい頑張ったもんねー」
Aちゃんはいつもいっぱい褒めてくれるから、うれしい。
しょーたは、ママ以外の大人の女の人とはあんまりお話したことなかった。
だから最初はすごく緊張したんだけど、Aちゃんも、あと美桜ちゃんもいい人。
他の8人もすごく優しいけど、Aちゃんたちはその8人とはまた違った雰囲気の優しさがあるの。
でもお仕事してるときはキビキビ動いてるの見ると、やっぱりすごいなーって思う。
だって採血とかお薬とか、準備がすごくはやいもん(笑)
A「もうすぐご飯だね」
そう言われて時計を見ると、短い針と長い針が１２に近づいていた。
翔太「ご飯食べ終わったらまた呼びに来る？」
そう聞くと、
A「あー、そうね。もし一人でゆっくりしたいならそれでもいいし、」
……ってことは一緒にいることもできるの？
そう言えば今日の朝、ふっか先生が「今日はAちゃんがずっとついててくれるからね」って言ってたような。
…眠くてあんまり真剣に聞いてなかった。
A「どうする？一人でゆっくりしとく？」
”一緒にいてほしい”って言葉でいうのは何となく恥ずかしかったから全力で首を横に振ったら、笑って「わかった」って言ってくれた。
やったぁ。
普段から、先生たちは寂しくないようにってお部屋に来てくれるけど、ずーっと途切れることなく誰かと一緒にいられる日ってないから嬉しい。
A「あ、美桜から電話。ちょっとごめんね」
そう言ってAちゃんが電話に出る。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 831人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シルク(プロフ) - 蒼音さん» ご感想書いていただいてありがとうございます！幸せだなんて、そう言って頂ける私のほうが幸せです^_^ 私もリクエスト頂いて書くのは楽しくて新鮮なので、また思いついたら教えてくださいね♪ (2月21日 14時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
蒼音(プロフ) - こんばんは！リクエストしたお話書いていただき、ありがとうございました！甘いものを一緒に選ぶ2人、とても可愛いんだろうなぁと想像できます！大好きな2人のお話が読めて幸せです！リクエスト募集していれば、また思いついた際、リクエストしてもよろしいでしょうか？ (2月20日 21時) (レス) id: d6288aee15 (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» お返事ありがとうございます！了解いたしました^_^ (2月16日 21時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
りーる - シルクさん» そうです！💙くんです！初期の頃みたいに距離出来ちゃってみたいなイメージでした！伝わりづらくてすみません…よろしくお願いします！ (2月16日 20時) (レス) id: 15110049bf (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» 嫌われちゃったかもと落ち込むのは、主人公ではなく、💙くんで間違いないでしょうか？？ (2月15日 23時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シルク | 作成日時：2024年2月3日 20時
