�� ページ12
Aside
昨日翔太くんに直接話を聴いたメンバーから数日前に見た夢が原因だったことを聞いた。
大人でも現実的で嫌な夢ってたまに見ることはあるし。子どもは余計に夢に影響されてしまうのかな。
でも体調不良の原因がわかって本当によかったなと思う。翔太くんは先生たちに話せて、「大好き」と言ってもらえたことで安心したのか、体調も回復してきた。
昼食の時間が終わって下膳していると、８０８からなにやら声がする。ちょっと覗いてみると…
翔太「やだって言ってる！やだったらヤダ！」
佐「だーめ。お薬のんでください。」
翔太「のーみーまー、せんっ！」
佐「なあ、生意気が悪化してないか！？こんにゃろ！くすぐっちゃうぞ」
翔太「きゃはははあ」
……元気になってよかったですね。
微笑ましいやりとりだけど、これは佐久間さん大変だぁ。
頑張ってください、って心の中で応援してそうっと立ち去ろうとすると。
佐「Aちゃん！涼太！逃げるな〜！」
えっ！
後ろを振り向くと、宮舘先生が廊下の壁に隠れてくすくす笑っていた。
A「わっ、びっくりしました…」
宮「ごめんごめん。でも、翔太元通りだね。」
A「そうですね」
佐「おーい、そこ！話してないで助けてくれる？」
私たちが部屋に入ると、じとーっと睨まれた。
翔太「やだ、2人も来なくていい！」
宮「随分はっきり言うな〜。翔太、お薬飲んで。」
翔太「無理、まずい」
宮「あら？今日は飲めないの？そっかぁ。仕方ないから小さい子みたいに飲ませてあげようね。」
その言葉に、翔太くんは鼻にきゅっとしわをよせて、しぶしぶ薬に手を伸ばす。
翔太「……まっず」
眉間にしわをよせて不機嫌アピールしてる。
宮「さすがお兄さん」
翔太「うん」
佐「さっきまでイヤイヤ言ってたのに〜」
翔太「そんなの言ってないっ」
佐「もお…ほんとに…」
なんだかんだぎゅっとして褒めてあげる佐久間さんの腕の中で、翔太くんは嬉しそうに笑っていた。
お利口さんな翔太くんはすっかりどこかへいなくなってしまったけど、翔太くんらしさが戻ってきたことにほっとする。
大変だけど、泣いたり反抗したり…素の感情を見せてくれることは信頼してくれている証だよね。
急にお兄さんになる必要なんてないから、翔太くんらしくゆっくり育ってくれますように。
Fin.
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シルク(プロフ) - 蒼音さん» ご感想書いていただいてありがとうございます！幸せだなんて、そう言って頂ける私のほうが幸せです^_^ 私もリクエスト頂いて書くのは楽しくて新鮮なので、また思いついたら教えてくださいね♪ (2月21日 14時) (
レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
蒼音(プロフ) - こんばんは！リクエストしたお話書いていただき、ありがとうございました！甘いものを一緒に選ぶ2人、とても可愛いんだろうなぁと想像できます！大好きな2人のお話が読めて幸せです！リクエスト募集していれば、また思いついた際、リクエストしてもよろしいでしょうか？ (2月20日 21時) (レス) id: d6288aee15 (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» お返事ありがとうございます！了解いたしました^_^ (2月16日 21時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
りーる - シルクさん» そうです！💙くんです！初期の頃みたいに距離出来ちゃってみたいなイメージでした！伝わりづらくてすみません…よろしくお願いします！ (2月16日 20時) (レス) id: 15110049bf (このIDを非表示/違反報告)
シルク(プロフ) - りーるさん» 嫌われちゃったかもと落ち込むのは、主人公ではなく、💙くんで間違いないでしょうか？？ (2月15日 23時) (レス) id: bca21cf36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルク | 作成日時：2024年2月3日 20時
