モブ女の末路 (ページ8)

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緑谷side

無言で、かっちゃんが僕のお弁当をとった。じっと中を見たあと、彼は卵焼きを掴み、食べた。そして、目を見開いた

「おい爆豪、人の飯取るなって！！……爆豪？」

「おいデク」

「ハハハハイ！！！」

「……どういうことか、説明しろや」

「えっとこれには色々事情があって、けど、もとはと言えば、かっちゃんも悪いんじゃないかなと思ってて、いや、僕も反対したんだけどっ……ブフォ！！！」

「「緑谷！！！」」

「……死ねクソナード」

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「Aちゃんってさ、かっちゃんにお弁当作ったりしてた？」

『え、してないよ。……だって私より爆豪くんの方が料理上手だし』

もちろん家事は分担してたよ！私だって美味しくなかったかもしれないけど、それなりには料理出来たし。

そう言ってAちゃんはまたへらりと笑う

あぁ、なんだよ。

かっちゃん、君ってやつは

「嫉妬じゃないか」

『いずくん？』

「……Aちゃん、来週の土曜日飽いてる？」

『空いてるよ。どこか行くの？』

「うん、あのね」

ごめんねAちゃん。
魔王には逆らえないんだ、僕。

そう、心の中で呟いた