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1話 ページ3
「――あれ?」
ぱちりと目を開く。
そこはあの雨が降る交差点ではなく
いつもと変わらない自分の部屋で。
「?私、トラックに跳ねられて――」
ゆっくり思い出してみるが何で自分の部屋に
戻っているかが分からない。
(―どうして?何があったの?)
混乱しているのでとりあえず今日の日付を確認してみる、私が事故に遇ったのは――
「今日?うん今日だ。」
確認すれば朝家を出た時と変わらない日付で
私は急いで外をみる。
今日は1日全国的に雨の予報のはず。
「...!晴れてる、」
外は雲一つない快晴で雨の降る気配はない。
リビングに戻りテレビを付けるが、
『沖野ヨーコちゃん新曲デビュー――』
『工藤優作先生の新作が――』
おきのようこ?くどうゆうさく?
誰ですか?それは?
これでもテレビのニュースは見る方なので
全く知らない名前に固まってしまう。
「...っどうなっているの?」
泣きそうな自分の声がポツリと零れた。
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作者名:Kanade - | 作成日時:2018年6月17日 22時