007-ヒーローを見抜く* ページ8
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その子は良いヒーローになる＿＿＿何故か確信していたの。理由とか上手く言えないけど…こんなに真っ直ぐで綺麗な目は初めて見たから。
＿＿＿それよりも
「ねぇ、何でこんなことしてるの？」
鋭い目つき、荒い口調。
同じくらいの子供なら怯んじゃうだろうけど……私は負けないよ！
「……ッ、」
そう気持ちをのせて向き合うと、彼は何も言わずに此方に突進してきた。
「…ごめんね」
個性がまだ分からないから、一応……と、累の血鬼術を使えるようにする。
その直後。目の前に手を持ってくる彼の＿＿＿
＿＿＿少し手前に技を繰り出した。
ボン！、と爆発が起きて。その風によって砂埃が辺りを舞った。
『ケホ、……危ないよ？』
驚きの表情を浮かべる彼(私が無傷だったからかな？)を見つつ、木の棒を拾って累の糸に投げる。
当然、輪切りだよね。
「…オマエは……『AAだよ』……」
初対面で爆発かましてきた時と比べれば、名前を聞かれる(？)のは凄いことだよね？
まぁ、私はそう思って笑顔で言葉を遮った。
「…ッ！そーかよ……」
『あ〜…仲直りしない？……あ、その前に…』
累、から自分に戻る。改めて彼に向き合うとバツが悪そうに目を逸らされた。なら勝手に指絡めちゃうもんね。
「じゃあ…指切りげんまん嘘ついたら針千本のーます！指切った！」
「……お前ら帰るぞ」
彼は二人の男の子(子分みたい)を連れて、帰ろうと踵を返した。＿＿＿って、さっきから「彼は」って、誰だよ！？
「君の名前は？！」
「あ？
やっと目を……じゃなくて。
手を左右に大きく振って見送った。
……あ、私、二人の男の子を守ったんだった。
後ろを振り向くと一人の子が帰っていくところで。
まだ残っている緑の髪の男の子……つまり、私が「ヒーローになれる」と言った方の子は近くからこっちをじぃっと見つめていた。
「ねぇねぇ。さっき、カッコよかったよ！」
「ありが、と……。僕ね、オールマイトみたいになりたいんだぁ！」
そう溢した彼の手をそっと包み込むようにして握る。
「君はさいっこうのヒーローになれるよ！」
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すずな - hinaさん» わぁ！コメントありがとうございます✨ 応援、しかと受け止めました（笑） 更新頑張っちゃいます！ (6月27日 22時) (
レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - とても面白い内容です！応援してます！頑張ってください！！ (6月24日 13時) (レス) id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)
すずな - 🍁さんへ 面白いって言ってもらえて何より！です！！わいもしゅき〜 (2021年10月5日 19時) (レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
すずな - #きのこさんへ え、え、＿可愛すぎません？！！！ もう作者のライフは０です。 (2021年9月26日 11時) (レス) id: 5605f8e864 (このIDを非表示/違反報告)
＃きのこ - 更新頑張ってください('ω')ノ 応援しています。(≧▽≦) (2021年9月24日 12時) (レス) @page23 id: 9d10c1eb18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2021年8月21日 4時
