043-いざ、参る ページ44
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二月二十六日
早朝
雄英の入試当日の朝六時。
「「うわああぁ！！」」
オールマイトに指定された区画以外までの海岸を私たちは蘇らせた。
「オーマイグッネス！！」
最後のゴミ山の上で叫んだ出久は安心したのか、体をフラつかせた。…うそ、手届かないよ＿＿＿！
私が伸ばした手は空を切った。
オールマイトが間一髪の所で受け止めなかったら危なかった。
直前で怪我なんて洒落にならないもん。
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十ヶ月前の出久と私の写真を見せて貰う。
見違えるほどには筋肉がついたと分かる出久。
それに比べて私はあまり変化が見られなかった…ショック……
「…うん、A少女、フツーに変わってるよ。メチャクチャ、うん」
遠くの水平線を見やっていれば、オールマイトがそう言葉をくれた。
…でも、オールマイトの事おんぶしか出来なかったのに……(出久はお姫様抱っこ出来ました)
「なんか…ズルだな…僕は……オールマイトにここまでして貰えて、Aも一緒に頑張ってくれて＿＿＿恵まれ過ぎてる…」
「もう、泣かないの。出久が頑張ってたから私も！ってなったんだよ」
「その泣き虫、治さないとな！
さァ、授与式と頑張ったね式だ。…まず、緑谷出久！」
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オールマイトの個性を受け継ぐには、DNAを取り込む必要があった。だから、彼は出久に自分の髪の毛を食わせようと迫る。
まぁ、手間取ってたからサラッと抜けて来ました。今頃食べてるよ、きっと。
八時三十分。到着しました。
「……雄英高等学校。入学試験会場…ここかぁ」
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NO side
Aが入り口を抜けてから数分後。
「どけデク！！俺の前に立つな殺すぞ」
「……か、かっちゃん！」
二人の幼馴染みが丁度出会った。
「おっお早う。がんバ張ろうね、お互ががい…」
テンパり過ぎて噛みまくった緑谷をスルーして行こうとする爆豪……が、ここで問うた。
「…Aと一緒じゃねェのか」
「！…う、うん。先行ってると思うよ」
朝、家を訪ねたが居なかったので心配していたのだ、これでも。
そんな爆豪はそれを聞き、はやる足を抑えながら歩いて行った。
＿＿＿彼は緑谷に、ヘドロの事件以来手を出さなくなった。
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「ヒーロー科の試験説明会場ってどこぉお！！」
迷った。詰んだ。
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すずな - hinaさん» わぁ！コメントありがとうございます✨ 応援、しかと受け止めました（笑） 更新頑張っちゃいます！ (6月27日 22時) (
レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - とても面白い内容です！応援してます！頑張ってください！！ (6月24日 13時) (レス) id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)
すずな - 🍁さんへ 面白いって言ってもらえて何より！です！！わいもしゅき〜 (2021年10月5日 19時) (レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
すずな - #きのこさんへ え、え、＿可愛すぎません？！！！ もう作者のライフは０です。 (2021年9月26日 11時) (レス) id: 5605f8e864 (このIDを非表示/違反報告)
＃きのこ - 更新頑張ってください('ω')ノ 応援しています。(≧▽≦) (2021年9月24日 12時) (レス) @page23 id: 9d10c1eb18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2021年8月21日 4時
