024-夢を 現実に ページ25
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人の夢を……ましてや大切な友人を笑われるのは気持ちの良い事じゃない。…許せない。
「人の努力を笑ってたのちぃでしゅか〜？……あ、ごめんねェ。子どもだから分かんないもんね？」
私のいつもと違う雰囲気と圧に腰が抜けてその場に座り込んだ彼ら。しゃがみ込んで、顔を覗きながら煽ると出久からストップが出た。
……危ない、童磨の煽りスキルが発動してたや。
「……フンッ」
勝己が両手でノートを挟むようにして爆発を起こした。
そして、あろうことかそれを窓から外に放り投げた。
「あーー！！？ひどい…！」
「取ってきてあげる。待ってて、出久」
そう言い残して床に片足をつける。
両手を横に置いて、腰を上げてクラウチングスタートを決めた私は爆速で外へと駆け出したんだ。
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緑谷side
「一線級のトップヒーローは大抵、学生時から逸話を残してる。
俺はこの平凡な市立中学から、初めて！Aを除いて唯一の雄英進学者っつー箔をつけてーのさ！
まー完璧主義な訳よ。
つーわけで一応さ、雄英受けるな、ナードくん？」
肩に手を置いて爆破とか……卑怯だと思った。でも何も言い返せない僕は、ただ俯くだけ。
「いやいや、流石になんか言い返せよ」
「言ってやんなよ、可哀想に。まだ彼は現実が見えてないのです」
「…誰が？現実がなんだって？」
その声にバッ、と顔を上げる。
彼女は、未だかつて見たことが無い程に怒っていた。
「「ひっ…！！な、なんでもないです！」」
態度一変。
やっぱり…僕はダメダメだと思った。
「……勝己。ノートは投げちゃダメだよ。頭のいい勝己の事だから何か理由が有るのは分かってる…つもり。
ちゃんと理解出来なくて、ごめんね……でも。ダメなことはダメだから」
「……ん、」
そう小さく返事をしたかっちゃんは他の二人を連れて教室から去って行った。
……やっぱりなぁ。
かっちゃん、Aにだけは素直なんだ。
僕と同じで、＿＿＿
「出久。ノート、無事だったよ！」
「あ、ありがと……ッて、綺麗！」
「鯉の池あるでしょ？そこに入らなかったのが不幸中の幸いだったね。爆破されてたけど、対して汚れてなかったし」
さ、早く帰ろう！、と笑うAに頷く。
……その笑顔になぜか僕は優越感を抱いた。
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すずな - hinaさん» わぁ！コメントありがとうございます✨ 応援、しかと受け止めました（笑） 更新頑張っちゃいます！ (6月27日 22時) (
レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - とても面白い内容です！応援してます！頑張ってください！！ (6月24日 13時) (レス) id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)
すずな - 🍁さんへ 面白いって言ってもらえて何より！です！！わいもしゅき〜 (2021年10月5日 19時) (レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
すずな - #きのこさんへ え、え、＿可愛すぎません？！！！ もう作者のライフは０です。 (2021年9月26日 11時) (レス) id: 5605f8e864 (このIDを非表示/違反報告)
＃きのこ - 更新頑張ってください('ω')ノ 応援しています。(≧▽≦) (2021年9月24日 12時) (レス) @page23 id: 9d10c1eb18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2021年8月21日 4時
