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「あーあ寝ちゃった」
モニターに映る、呪言を受け眠ってしまった三輪を見て庵が立ち上がった。
「私ちょっと行ってくる」
「え?」
「呪霊がうろついてる森に放置できないでしょ」
それを聞き、ふと楽巌寺の頭を流れる回想。本当は二級呪霊ではなく準一級呪霊を放ったのだ。加茂にだけそれを知らせており、笛を持たせている。
笛を鳴らすまで大人しくするよう躾てあり、それを使っての虎杖暗殺も視野に入れている。それと三輪が会ってしまえば確かに危ないだろう。
「そうさの、三輪が心配じゃ。早う行ってやれ」
「……じーさん何か隠してねェか?笑い方きっしょいぞ」
「若造が」
「これでもアラフォーだわ ジジィがよぉ」
**********
「こんぶ…」
狗巻は口元のチャックに手をかけ、気配の方向を見つめた。その背中を守りつつ、気配の方へ拳銃を構えるのは宵蔵。
ザッ、ザッと確かな足音が聞こえている。そして__木の間から現れたのは、準一級呪霊(ターゲット)だった。
「!!」
「…違う!!」
しかし、その準一級呪霊は生きていなかった。瞳はぐりんと上を向き、首だけのという姿で鈍い音をたてながら地面を転がっていく。
そう、違う。気配の発生源はこの呪霊ではない。まだザッ、ザッという足音は聞こえている。
そして足音がすぐ近くへと到達したとき、2人の目の前に現れたのは異形の呪霊。目の位置に木が生え、右腕を布で覆っている。
その特徴は五条を襲った特級呪霊、花御と一致していた。
「*****」
「ッ……!?」
「しゃけ いくら。明太子」
**********
「さて。俺らも仕事を始めよう」
「ハンガーラックを作ろう…。五条悟は190あるんだろ?い〜いハンガーラックが作れる」
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匿名希望:我妻さん(プロフ) - 今ね、光都ちゃんと08くんの絵描いてる。うゅ…むじゅい…… (2021年5月28日 21時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» m9(^д^)プキャーwww (2021年5月28日 21時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 麗音くんw (2021年5月28日 21時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:匿名希望:我妻さん | 作成日時:2021年4月19日 19時