Six ページ7
「ねえ七海、なんで僕達が呼ばれたのかな?」
「知りませんよ。まあ、謹慎室ですから予想はつきますけど」
家入達と同じ流れで、次の日呼ばれたのは七海建人と灰原雄だ。2人は謹慎室まで歩き、立ち止まった。
扉の向こうから放たれる強い呪力。今からそこへ入ると思うと、気が引けた。
しかし命令は命令だ。2人は扉を開けた。
「Ravi de vous rencontrer」
「Dette er rart at mφde dig」
「な、なんて言ってるの?七海話せるの!?」
2人を迎え入れたのは、左手を縄で繋がれた金髪の少女、A。
Aはまたフランス語で話してしまったが、それに対し七海はデンマーク語で返した。
フランス人とデンマーククォーター、各々の言語で話され灰原はおいてけぼりになった。誰だってそうなるだろう。
「ふふ、すみません。癖で話してしまって……」
「話せるんじゃないですか」
「そちらこそ。何語だったんですか?」
「デンマークですよ。クォーターなので」
「待って、僕にわかるように話して!」
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作者名:匿名希望:我妻さん | 作成日時:2021年3月7日 23時