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Deux ページ3

謹慎室の扉の前には、とっくに来ていたのであろう五条悟と夏油傑がいた。


家入はニヤッと笑い、手を振った。


「やあ、早いねクズ共」


「うるっせ、オマエが遅かっただけだわ」


「こら2人共、ここでする話じゃないだろう?」


「正論なら聞かねぇけど」


「……悟?」


「わかったよ。黙りゃいいんだろ黙りゃ」


夏油の圧には敵わないらしい。五条はハイハイとでも言うように黙り、謹慎室の扉に向き直った。


なんの変哲もない、普通の扉。その向こうから感じる強い呪力。


「ただ者じゃなさそうだね。で?詳細を知ってるヤツは?」


「私達は聞いていないよ。会ってほしいってだけだ」


「ハナからきな臭ぇじゃん。夜蛾先生は何がしてぇんだか」


「それを知るためにも、まずは入るのが得策だろう」


「じゃあ夏油が先頭ね。レディーラストで」


「レディーファーストの間違いだろ」


取りあえず、夏油、五条、家入の順に入ることになった。

Trois→←Un



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作者名:匿名希望:我妻さん | 作成日時:2021年3月7日 23時

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