ある夢想 ページ39
「僕はさ、性格悪いんだよね」
「知ってます」
「伊地知後でマジビンタ」
「マ…マジビンタ?」
医務室の長椅子に座った五条は、すぐ隣に立っている伊地知に言った。伊地知はそれに反射的にキリッと答えてしまったため、マジビンタの予約が取り付けられてしまう。
五条の表情は変わらないが、伊地知の表情は焦りと疑問に支配された。ドンマイである。
「教師なんて柄じゃない、そんな僕がなんで高専で教鞭をとっているか、聞いて」
「なんでですか…?」
「夢があるんだ」
五条はいつもの軽薄さが感じられない真剣な顔で答えた。
「夢…ですか」
「そっ。悠仁のことでも分かる通り、上層部は呪術界の魔窟。保身馬鹿 世襲馬鹿 高慢馬鹿 ただの馬鹿、腐ったミカンのバーゲンセール。
そんなクソ呪術界をリセットする。
上の連中を皆殺しにするのは簡単だ。でもそれじゃ首がすげ替わるだけで、変革は起きない。そんなやり方じゃ誰も付いて来ないしね。
だから僕は教育を選んだんだ。強く聡い仲間を育てることを」
脳裏に浮かぶのは虎杖ら1年生4人、真希ら2年生4人、3年生の姿。五条の大切な生徒達だ。志願して入学した訳ではない者も、今は五条の下で笑っている。
生徒達のためにも、他の呪術師のためにも、もちろん自分のためにも。今の呪術界を許すわけにはいかないのだ。
「そんなわけで、自分の任務を生徒に投げることもある。愛のムチ」
(それはサボりたいだけでは?)
「皆優秀だよ。特に3年 秤 2年 乙骨、彼らは僕に並ぶ術師になる」
(悠仁もその1人だった…!!)
両手を固く握り締め、虎杖が殺された怒りを抑える。
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柳(プロフ) - よう、レオン久しぶりだなぁ。元気にしてたか?無理すんなよbyレオンパパ&主 (2021年2月15日 18時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» 「逆に聞くけどよ、俺がみっくんをやると思うか?みっくんは俺の旦那なンだよ」 (2021年2月15日 3時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - みっくんを旦那に貰おうと思ってます。よろしいでしょうか?(レオン君の反応見てぇ…) (2021年2月15日 0時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» 「母さんが嫁になってくれるかは柳ちゃんが一番よくわかっとると思うで?」「僕はかまわないけど……ねぇ?」「な、父さん」 (2021年2月14日 1時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - レオン君を嫁にしたいんですけどいいですか?(((( (2021年2月14日 0時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:匿名希望:我妻さん | 作成日時:2021年1月23日 23時