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一方、正反対にしゃきっとしたのが伏黒だ。
「よし、行くぞ」
「なんでやる気なんだよオマエ!」
「ゲーセン行ったりメイド喫茶行ったりするよりは、ずっと気分がマシだ」
「え、なにアンタたちメイド喫茶なんか行ってたの?虎杖はともかく伏黒まで?すました顔してとんだムッツリスケベね野郎ども」
「不可抗力だ」
「俺はともかくってなに!?」
「ウチは悟先生に連れてかれただけやで」
「いいから行くぞオマエら」
「だからなんでめっちゃ戦闘モードなんだよ伏黒は!」
「恵はこないだの廃ビルで実力見せる機会無かったからね、引きずってんだよ」
「引きずってません」
「いや引きずってる顔じゃねーかオマエ」
「アンタけっこうじんわり根に持つタイプよね」
「一番怖くて一番ねちっこいタイプやわ」
「じゃあ皆、気をつけて行ってきてね。僕は揚げまんじゅう食べてるから」
「先生まだ食うの!?」
「とっとと行くぞ」
「行くぞじゃねーよ!チクショウ、グッバイ俺の休日――――っ!」
「私のアメ横――――っ!」
調子の狂う休日から一転、呪術師の"いつもの空気"に触れて多少回復した伏黒。元々そのつもりで来ていたため、どうもこうもない宵蔵。
一方、散々満喫した休日が途端に打ち切りになった虎杖と、アメ横名物の百果園フルーツを食べ損ねた釘崎。
がやがや騒ぎながら呪霊退治に向かう4人を、五条はいつも通りの、かるーい笑顔で見送る。
「ん?」
虎杖のポケットから何かがひらりと舞い落ちた。なんだろう。と首をかしげて拾う五条。
次の瞬間、吹き出した。
「ンッハハハハハハ」
目に飛びこんできた光景を見て、五条はついつい笑いが止まらない。
「っく、くくく…………なんだかんだ言って、青春してるじゃないか、若人」
可笑しさからの笑顔が8割。微笑ましさからの笑顔が2割。天使の羽を着けてメイドと写る、虎杖と伏黒の写真を手に、五条はしばらくその場で笑っていたという。
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柳(プロフ) - よう、レオン久しぶりだなぁ。元気にしてたか?無理すんなよbyレオンパパ&主 (2021年2月15日 18時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» 「逆に聞くけどよ、俺がみっくんをやると思うか?みっくんは俺の旦那なンだよ」 (2021年2月15日 3時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - みっくんを旦那に貰おうと思ってます。よろしいでしょうか?(レオン君の反応見てぇ…) (2021年2月15日 0時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» 「母さんが嫁になってくれるかは柳ちゃんが一番よくわかっとると思うで?」「僕はかまわないけど……ねぇ?」「な、父さん」 (2021年2月14日 1時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - レオン君を嫁にしたいんですけどいいですか?(((( (2021年2月14日 0時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:匿名希望:我妻さん | 作成日時:2021年1月23日 23時