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「いや、もちろん仕事だよ。帝夜はそれに付き合ってくれただけ」
「え?だってクレープ食ったり街なかぶらぶらして……」
「僕くらいになると忙しすぎて、仕事しながらじゃないと街なかぶらり再発見もできないっつーの。ああ見えてやることきっちりやってんだよ」
「やることって?」
「ダンジョン探し」
「……だんじょん?」
「言い方を変えると、1年生向けにイイカンジに経験を積ませるための呪われたスポット探し、および下見」
「…………はい?」
虎杖の脳裏を、呪術高専に転入した直後の記憶がよぎる。東京観光のつもりが一転、廃ビルの呪霊退治レクリエーションに参加させられてしまった日のことだ。
宵蔵はあっけらかんとした顔で五条の言葉に続く。
「そこのメイド喫茶の隣のビル、ほぼ廃テナントになっとんやけど、ネットのホラーサイトで変な噂立ってもうたらしゅうて。
元々けっこう歴史あるレコードショップが入っとったおかげで、呪いのエピソードに信憑性が出てもうたのがいけんかったんやないかってな」
「あー、だからビルしか見えないのに窓の外見てたんだ」
「で、予定はもうちょい後日だったんだけど、なんかちょうど良く1年4人そろってたからね。こりゃいいや、今日挑戦させちゃおう!と思って」
「えっ……えっ!?」
「大丈夫。もうビルに放置された真空管アンプ動かしたり、噂になぞらえてレコード流したりして刺激してきたから。活きのいい呪霊とご対面できるよ」
「…………えぇっ」
とっさに視線を釘崎に戻す虎杖。恨みがましい表情の理由は、もうだいたいわかった。
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柳(プロフ) - よう、レオン久しぶりだなぁ。元気にしてたか?無理すんなよbyレオンパパ&主 (2021年2月15日 18時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» 「逆に聞くけどよ、俺がみっくんをやると思うか?みっくんは俺の旦那なンだよ」 (2021年2月15日 3時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - みっくんを旦那に貰おうと思ってます。よろしいでしょうか?(レオン君の反応見てぇ…) (2021年2月15日 0時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» 「母さんが嫁になってくれるかは柳ちゃんが一番よくわかっとると思うで?」「僕はかまわないけど……ねぇ?」「な、父さん」 (2021年2月14日 1時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - レオン君を嫁にしたいんですけどいいですか?(((( (2021年2月14日 0時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:匿名希望:我妻さん | 作成日時:2021年1月23日 23時