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結論から言えば、Aの作った夕飯はとても美味だった。店で出てくるもの以外で他人の作った料理を食べるのは本当に久しぶりで、妹達も楽しそうだった。たまにはこういうのも悪くない。
陽が沈みきって窓の外は暗くなっている。そろそろ帰った方が良いのかもしれないが、もう少しここにいたいなんて我儘が顔を出す。マナルナも喜んでいるし、許されるだろうか。
「もうこんな時間か。どーする？私はゆっくりしていっても構わないけど」
「ウチもかな。帰りも車で送ったげるしね」
「……ルナとマナはどうしてぇ？」
しかしそんなこと自分の口からはとても言えないので、選択は妹達に委ねることに。２人は顔を見合わせてニヤァ〜っと笑うと、無邪気に跳ねながら答える。……そういえば八戒のせいでバレているんだった。
「もうちょっと遊ぶ！」
「良いでしょお兄ちゃん？」
「お前らなぁ……。まあ良いか、じゃあもうちょっと居座らせてもらうな」
「ふふ、ええよ。じゃあルナちゃんとマナちゃんは何したい？」
「お姉ちゃんのお部屋見たい」
おいちょっと待て。思わず振り返った三ツ谷にルナはドヤ顔を向けた。ルナなりに兄を思っての言葉なのかもしれないが直球すぎる。せめて順序を踏んでくれ。思春期男子が好いてる女子の部屋に入るのは堪えられないものしかないから。
それに同じような理由でAを自分の部屋にあげたことすらない。だから本当に無理だ。しかし彼女にはそういった感覚が存在しないため、返事はあっさりとしていた。
「マジ？別にいいけど汚いよ？」
「いーのいーの！お兄ちゃんも行こうよ」
「いや……兄ちゃんここで待っとくわ」
「何で？私的には来てくれた方が嬉しいのに」
「……行く」
１度は断れたものの、そんなこと言われたら入るしかなくなるじゃないか。三ツ谷はおずおずと立ち上がり、Aの後を追った。１人残されたドロシーは何かを察しつつ、ソファーにゴロリと寝転がる。
(ただのダチ、ねぇ……)
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匿名希望：我妻さん(プロフ) - runaさん» ありがとうございます！ (2021年8月26日 13時) (
レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
runa - お忙しい中三ツ谷君視点も書いていただきありがとうございます。とっても美味しいです(？？？) (2021年8月26日 11時) (レス) id: 318f1a5b3c (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望：我妻さん(プロフ) - 宿題がっ…………済まない………だと……？数日間更新しないかもしれません (2021年8月23日 19時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望：我妻さん(プロフ) - インパルスって描くの大変すぎません？難しいんですけど…… (2021年8月11日 17時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望：我妻さん(プロフ) - 彼が語る、幸せな世界線の物語。 (2021年8月8日 2時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望:我妻さん x他1人 | 作成日時：2021年8月8日 1時
