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「……すいません もう1回言ってもらって良いですか」


「およ、もしかしてビンゴ?一Aやで 今中3の」


どうやら聞き間違いではないらしい。たまたま絡まれた三ツ谷を助けたのがAの伯母で元レディースのドロシーだったなんて漫画のような偶然すぎる出会いだ。開いた口が塞がらないとはまさにこの事。


こんなこと本当にあるんだなと思わず呟く。もはや笑いすら出てこない。ちなみにドロシーとロジーがそこまで有名なレディースだったことはAに言っていないそうなので、ちゃんと口止めされた。


さて。2人はようやくスーパーへと入り、夕飯に使えそうな食材を仕入れていく。せっかくの特売日なので菓子類もいくつか仕入れておいた。マナルナもこれなら喜ぶだろう。


「つぅかさー、ぶっちゃけAとはどーいう関係?あの子可愛いし彼女(ヨメ)?」


「違いますよ ただの友達(ダチ)です。可愛いのはわかりますけどね」


「おっ?わかってくれるぅ?もうホンット可愛いんよAは。昔っから珊瑚……父親に顔がそっくりでさ、なのに純みたいに根っこが強くて。でも実は弱くて怖がりな普通の女の子。心配かけたくないから〜って強がってるだけ。

それで尚更Aのこと見てあげんとなって思っとるんやけど、皆忙しゅうて見てあげられんのよ。だから良かったら……な、良かったらAのこと大事にしたってな。三ツ谷クンみたいな子ならウチも大歓迎やし?」


彼女を近くで見てきた人の言葉は、深々と三ツ谷の胸に突き刺さった。彼女が自分にすがるのは親族に気を使うあまり弱さを抱え込んでしまうから。泣いても慰めてもらえないし、慰めてほしくないから。


彼にだってその気持ちはわかる。いつまでも兄貴分でいることに疲れてしまって、1度だけ家出した。ドラケンと会ったのがその日だからよく覚えている。いつまでも強がっていては疲れるのも当然だ。それはそうとして。


「あの……話飛びすぎてません?」


「え?あぁゴメン先走りすぎたね」

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匿名希望:我妻さん(プロフ) - runaさん» ありがとうございます! (2021年8月26日 13時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
runa - お忙しい中三ツ谷君視点も書いていただきありがとうございます。とっても美味しいです(???) (2021年8月26日 11時) (レス) id: 318f1a5b3c (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 宿題がっ…………済まない………だと……?数日間更新しないかもしれません (2021年8月23日 19時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - インパルスって描くの大変すぎません?難しいんですけど…… (2021年8月11日 17時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 彼が語る、幸せな世界線の物語。 (2021年8月8日 2時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:匿名希望:我妻さん x他1人 | 作成日時:2021年8月8日 1時

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