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「アンタまだチンピラやってんの?それは良いけどスーパーの入口(こんなところ)で中坊に喧嘩売るのはパンピーに迷惑っつー話やろ」


「すみません……!!」


「せっかく可愛い姪っ子のために買い物しに来たのにさぁ……もう良いよ、買い物済ませてんならさっさと失せな」


「はいッ!!ただ今!!」


先程の女性は大急ぎで車に乗り込み、とんでもないスピードで駐車場をあとにした。何はともあれ助けられてしまったらしい。三ツ谷はドロシーと呼ばれた女性に深く頭を下げる。


「ありがとうございます。対応に困ってたので助かりました」


「いや良いよお礼なんて言わんでも。こっちこそウチの昔の身内が迷惑かけちゃってごめんな。……つか、君もしかして三ツ谷クン?東卍の」


「そうですけど……」


「マジぃ?すっごいグーゼンやね。ウチ(とどろき)(しょう)、不本意ながらドロシーって名前の方が有名かも」


ドロシー。よくよく思い出してみれば聞いたことがある。昔 渋谷周辺のレディースを纏めあげていた双子の片割れがそんな名前だったはずだ。たしかもう片割れの方はロジーと呼ばれていたはず。


今自分はそんな凄い人の目の前にいるのかと少し興奮してしまいそうだ。目を輝かせたのにドロシーは気づいたようで、ふはっと口から笑みを溢した。


「そんなキラッキラの目で見られる程ちゃうよ。(じゅん)がムカついたって言った女ノシてっただけやし、純が結婚してからそういうことしなくなったしね」


「でも充分スゲェっスよ。……ってヤベ、だいぶタイムロスしちまったワ」


三ツ谷は脇腹に付いた砂を払い落とし、苦笑いでその場を立ち去ろうとした。しかしドロシーがそれを制す。


「ちょい待ちぃ、せっかくやからもうちょっと話さん?買い物は付き合ったるよ。君ウチの姪っ子と同い年みたいやし、ワンチャン知り合いかも知れんやん?」


「姪っ子?」


「そーそー。(にのまえ)Aっていうんやけど」


…………え?

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匿名希望:我妻さん(プロフ) - runaさん» ありがとうございます! (2021年8月26日 13時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
runa - お忙しい中三ツ谷君視点も書いていただきありがとうございます。とっても美味しいです(???) (2021年8月26日 11時) (レス) id: 318f1a5b3c (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 宿題がっ…………済まない………だと……?数日間更新しないかもしれません (2021年8月23日 19時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - インパルスって描くの大変すぎません?難しいんですけど…… (2021年8月11日 17時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 彼が語る、幸せな世界線の物語。 (2021年8月8日 2時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:匿名希望:我妻さん x他1人 | 作成日時:2021年8月8日 1時

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