＊ ページ29
「それにしても、タカちゃん何か変わったね」
「……マジ？」
「マジ。上の空になることが多くなったっつーの？あといっつもAさんと一緒にいる」
言われてみれば確かにそうだ。彼女のことばかり考えるようになったし、できるだけ傍にいてやろうといつも一緒にいた。クラスメイト達にセットで扱われるくらいなのだから、三ツ谷LOVEな八戒が気づかないわけがない。
ただ八戒に白状するかは別問題だ。薄々気づいてはいるのだろうけど、マナルナがいるこの場でそれを匂わす話はしたくない。Aの耳に届くのも時間の問題になってしまうから。
「もしかしてだけどタカちゃん……。Aさんにホの字だったりする？」
「…………オマエのそういうとこ嫌いだワ」
「お兄ちゃんAお姉ちゃんのこと好きなの！？」
「バッカんなこと言ってねぇよ！ただ普通より大事にしてるってだけ……で…………」
「ふーん？どう思います八戒刑事」
「これは絶対惚れてるな。ネタはあがってんだぞ？言っちまえよタカちゃん」
「あーもーうるせぇ！！そうだよ惚れてるよ！！わりぃか！！」
もうやけくそだ。これだから悪ノリした八戒は嫌いなのだ。顔も耳も熱くなってしまったし、もう弁解のしようもないから認めた方が早い。だがこの３人の前で認めたくはなかった。
荒ぶった息を整えて、１度茶を飲んでから八戒を睨む。悪かったってと緩く謝られたのでチョップをした。痛がる彼をガン無視し、ふと思ったことを口にする。
「つか、オマエよく受け入れたな」
「何が？」
「だってオマエ待ち受けにするくらいにはオレのこと好きじゃん」
「ん〜、確かにそうだね。はじめはタカちゃんが急に連れてきた女だから警戒してたけど……。女が苦手なオレのためだけに男装してくれるくらい良い人だったし。
それにオレはタカちゃんの弟分なんだよ。タカちゃんの斜め後ろ歩いてんの。だからタカちゃんの隣を歩く女がいたってオレの立場は変わんねぇし、タカちゃんが自分で選んだ女ならそれでいいって感じ？」
「……そっか。ありがとな」
やっぱり自分の後ろを歩くのが
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匿名希望：我妻さん(プロフ) - runaさん» ありがとうございます！ (2021年8月26日 13時) (
レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
runa - お忙しい中三ツ谷君視点も書いていただきありがとうございます。とっても美味しいです(？？？) (2021年8月26日 11時) (レス) id: 318f1a5b3c (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望：我妻さん(プロフ) - 宿題がっ…………済まない………だと……？数日間更新しないかもしれません (2021年8月23日 19時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望：我妻さん(プロフ) - インパルスって描くの大変すぎません？難しいんですけど…… (2021年8月11日 17時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望：我妻さん(プロフ) - 彼が語る、幸せな世界線の物語。 (2021年8月8日 2時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望:我妻さん x他1人 | 作成日時：2021年8月8日 1時
