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その後、夕飯を食べ終わった4人は各自宿題を済ませた。中3ともなれば宿題の数は多いし、内容も難しくなってくる。勉強ができる部類ではあるが気持ち的には少しツラい。


三ツ谷も風呂を済ませ、いつも付けているピアスを外しラフな格好になった。制服を着ていないと結構気が楽だ。


「展示物製作は捗ってる?」


「まあまあってとこだな。一さんは見た感じ巧くいってるって感じか」


「ある程度ね」


今は部活の製作とテスト勉強が被っている最悪な時期だ。心に余裕が持てないのも当然で、どちらか片方が捗れば万々歳だろう。


チラッとAを見る。マスクを付けていないおかげで表情がわかりやすく、同時に感情も読み取りやすい。いつもと違ってなんだか新鮮だ。眺めているだけで楽しいのではないだろうか。


「そうだ、気になってたんだけど。私今夜どこで寝たら良い?」


「……あっ」


三ツ谷は固まった。それに関して何も考えていなかった。既に眠りについた妹達の部屋は空いたスペースがないし、自分の部屋で寝かせたら何をしでかすかわからない。


そしてふと思い付いたのが、母の部屋である。思い立ったがすぐ行動、三ツ谷はガラケーを手に取り母に連絡を入れる。


『今鍵忘れた女友達泊めてんだけど、母ちゃんの部屋で寝かせてやっても大丈夫か?』


『大丈夫よ。珍しいわね女の子を家にあげるなんて。大事にするのよ?』


案外潔く許可がおりた。それは良い、それは良いのだが。


「絶対勘違いしてるだろ……」


「何が?」


「何でもねぇよ。まあ、許可はもらったからお袋の部屋使ってくれ」


「わかった。……なんか、いろいろありがとな」


Aがしみじみと言う。彼からしたら役得だったし、感謝される程のことでもない。三ツ谷は一度目を伏せると、当然だろ?、と笑みを浮かべた。


「そろそろ寝るか。__おやすみ」


「おやすみ。本当にありがとね」

*→←寝床



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匿名希望:我妻さん(プロフ) - runaさん» ありがとうございます! (2021年8月26日 13時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
runa - お忙しい中三ツ谷君視点も書いていただきありがとうございます。とっても美味しいです(???) (2021年8月26日 11時) (レス) id: 318f1a5b3c (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 宿題がっ…………済まない………だと……?数日間更新しないかもしれません (2021年8月23日 19時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - インパルスって描くの大変すぎません?難しいんですけど…… (2021年8月11日 17時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 彼が語る、幸せな世界線の物語。 (2021年8月8日 2時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:匿名希望:我妻さん x他1人 | 作成日時:2021年8月8日 1時

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