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「ったく……。とりあえず風呂入ってこいよ。服なら貸してやるから」


「何から何までありがとね。そこであってる?」


「あってる」


Aは言われた通り風呂場へ向かった。バスタオルと着替えはマナルナのどちらかに持っていかせるとして、彼女の着替えが問題だ。


妹達の服はまあ間違いなく着られないだろうし、母の服はちょうど良いだろうが探すのに抵抗がある。というか母の服を漁る気などそもそもない。最終的に、自分の服だけが選択肢に残ってしまうわけで。


「仕方ねぇな……」


襖を開け、マナルナの部屋と自分の部屋を仕切るカーテンを開く。ハンガーラックに掛けている必要最低限の服はさすがに着せてやれないので、押し入れの中の衣装ケースを開くことにした。


どういう服ならAに着せても大丈夫か正直よくわからない。生憎女物の服は今仕立て途中のワンピースくらいなので、自分の服の中から探すしかない。……やっぱり、無難な物にしておくのがベストだろうか。


Aは基本的に柄物を着ない。デザインや色の組み合わせ、ワンポイントで魅せてくるタイプだ。だから無理に凝るよりはシンプルにしておいた方が良いような気がする。ということで、白のTシャツに黒い長ズボンという組み合わせになった。


上にバスタオルを重ねる。ちょうど部屋に戻ってきていたマナに持っていかせるか。


「マナ、これ持ってってくれ。オレのでごめんなんだけどな」


「うん」


「ついでにセーラー服回収してきてくれると助かる。明日も着るのに濡れてたら困るだろ」


「わかった!行ってきまーす」


「おー行ってこい」


自分に妹がいて良かったとこんなにも思ったことはないだろう。さて、そろそろ良い時間なので夕飯を作らなければならない。三ツ谷は立ち上がり、台所へと足を運ぶ。朝から2人にカレーが食べたいと言われていたので今日の夕飯はカレーだ。


戻ってきたマナからAのセーラー服を受け取り、一旦ハンガーに掛けておく。マナルナには待ち時間に宿題をさせておくことにして、彼は冷蔵庫を開けた。

寝床→←*



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匿名希望:我妻さん(プロフ) - runaさん» ありがとうございます! (2021年8月26日 13時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
runa - お忙しい中三ツ谷君視点も書いていただきありがとうございます。とっても美味しいです(???) (2021年8月26日 11時) (レス) id: 318f1a5b3c (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 宿題がっ…………済まない………だと……?数日間更新しないかもしれません (2021年8月23日 19時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - インパルスって描くの大変すぎません?難しいんですけど…… (2021年8月11日 17時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 彼が語る、幸せな世界線の物語。 (2021年8月8日 2時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:匿名希望:我妻さん x他1人 | 作成日時:2021年8月8日 1時

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