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生徒会のおかげで生徒の統率に関しては問題なさそうだ。警備に関しても彼女たちなら一切の隙すら見せないだろう。
中央広場から教師陣がはけて行く。ここからは文字通り生徒たちだけの祭りになるのだ。
「それじゃ、そろそろ僕も行かないとだね」
「後のことは僕たちで頑張ります。生徒会の皆さんもいますし、安心して仕事してきてください」
「まぁ私たちに限って先生に心配させることなんて無いと思いますけどね」
ちょっと強気に先輩たちが言う。半分は虚勢だろうが、もう半分は紛れもなく本音だ。
「俺たちも手抜きませんから」
「私も頑張ります。なのでダリ先生、後でどうぞ放送師団をめいっぱい評価して褒め讃えてくださいね」
「それ大事！すっごく大事！」
「そうですよダリ先生！褒めてくれなかったら全力で拗ねますから！」
「僕もストライキなんてしてみようかな〜」
「コラコラ、それは洒落にならないでしょバラキくん。ワルブくんもエドちゃんも焚き付けないの。Aちゃんも、もちろん嫌ってくらい褒めてあげるから
やいのやいのと集るフェネクスたちをダリ先生は愛おしげに見つめる。それから一人ずつ頭をポンポンして、大きな羽を広げると本館に向かって飛んで行った。
ちょっと嬉しくて心臓の辺りがほわっとする。それと同時に、少しばかりの"欲"が湧いた。
こんなに沢山の
(そう、今なら……)
プログラムには載っていないし、とても勝手な行動だけれど、
「放送流すよ。みんな準備はいい？」
カチッとマイクに電源が入る。
『さぁ、もうすぐ師団披露の前夜祭は終わりだ。前夜祭は終わり……本祭の鐘が鳴り響いたら、本祭の始まりだ！！』
バラキ先輩の放送に生徒たちはわぁっと声を上げた。カウントダウンまではまだ時間が余っている。フェネクスは静かに先輩からマイクを奪い取ると、
『それでは、放送師団からも１つサプライズを』
驚いた様子の先輩を横目にすぅっと息を吸う。そして音に魔力を乗せて、不死鳥の子は吟じ始めた。
『"さァさァお耳を拝借！これより語るは我が街に伝わりし逸話なれば、嘘偽りなぞ一つも無し！＿＿どうぞ、この余興にお付き合いくださいまし"』
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ng(プロフ) - とても面白いです！次の更新が待ち遠しいです！ (11月22日 16時) (
レス) @page37 id: 48a8bb30b0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 夢主ちゃんの読み聞かせめっちゃ聞きたい…！絶対いい声じゃん。更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (10月30日 22時) (レス) @page39 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - この作品大好きです！ いつも楽しみにしています！ (10月4日 20時) (レス) @page36 id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
おしちゃん(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！！！この作品めっちゃ好きなので嬉しいです！！！体調に気をつけて頑張って下さい！！！次の更新が待ちどうしいです！！！ (8月28日 20時) (レス) id: 44c7a03b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望:我妻さん | 作成日時：2023年8月28日 0時
